【広島】宇草孔基3号&森下暢仁2勝で3位タイ浮上 新井監督「ここ数試合、かみ合ってきたなと」

広島・新井監督

広島が27日の中日戦(バンテリン)に6―4で勝ち、勝率5割復帰。中日と並んで3位タイに浮上した。

チームに勢いをもたらしたのは宇草孔基外野手(27)の一発だった。2回一死一塁から中日先発・梅津の150キロ直球をジャストミートすると、打球は高々と舞い上がり、右翼席へ飛び込んだ。

「打ったのはストレート。同級生の(森下)暢仁が投げているので、勝ちをつけられるようにまだまだ頑張ります」という宇草の3号2ランでカープが先制。3―1で迎えた7回二死満塁では、小園が右前へ2点適時打を放ち、リードを広げた。

「とにかくチームが勝つことが大事だと思うので。マウンドに上がる以上、勝つ思いでマウンドに上がりました」という先発・森下は7回5安打1失点と好投し、2勝目をゲット。今季初勝利を挙げた前回登板(20日、巨人戦)でも宇草が援護弾を放っているだけに「基本的に打つので、また打ってもらいたい」とドラフト同期に感謝した。

これでチームは10勝10敗2分けの勝率5割。新井監督は「(宇草は)今日もいいホームランだったですね。ナイスバッティングです。(森下は)5連戦の頭で7回まで投げてくれてナイスピッチングだった。ここ数試合、かみ合ってきたなという試合がたくさん出てきている」と直近8試合で5勝1敗2分けのチーム状況に、手応えを感じている様子だった。

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