【阪神】岡田監督 ミーティング効果上々 小幡起用は「木浪もあんまり調子よくないんでね、打つ方もね」

前夜のお返しをきっちり果たした阪神・岡田監督(左)

阪神は27日のヤクルト戦(甲子園)に、5―4で逆転勝ち。2位・巨人に1ゲーム差をつけて、単独首位をキープした。

先発・大竹が序盤から2点を失う展開。それでも、1点ビハインドの5回一死二塁から近本の勝ち越し2ラン、大山の左適時打が飛び出し、逆転に成功。さらに7回にも森下の左前適時打で1点を追加した。2点リードで迎えた9回には、ゲラが武岡のソロ弾を浴びながらも、後続を断った。岡田彰布監督(66)は「最後は1点差に追いつかれましたけど、今日の1勝は大きいですね」と安堵の表情を見せた。

前日は12安打を浴び、4失策8失点で大敗。試合後、岡田彰布監督(66)は野手を集めてミーティングを開催したといい「昨日は打ち取られ方が悪いから。今日もオマエ、同じような投手やからな。それで言うたんや。明日までに切り替えて、考えろって」と明かした。

さらに「内容は言われへんけど。今日の投手も、昨日も打ち取られ方見とったらわかるやんか。それをやらんようにっていう。今日の一番典型的やったのが、近本のホームランやったな」と振り返った。

また、この日は小幡が「8番・遊撃」で今季2度目のスタメン出場。2回には1点差に迫る中前適時打を放つなど、起用に応える活躍を見せた。前日26日に遊撃で出場した木浪が3失策と苦しんだこともあり、指揮官は「木浪もあんまり調子よくないんでね、打つ方もね。ちょうどいい機会だなという感じで、今日は使いました」と説明し、「おーん、は昨日も曲がりなりにもヒット打っとったしな。今日は2回の1点が大きかったわな」とたたえた。

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