【新日本】SHOがDOUKIの強硬手段に屈し調印書にサイン…偽装工作実らず鹿児島でV2戦へ

DOUKI(奥)に足を決められ、強引に調印書にサインさせられるSHO(右)

新日本プロレス27日広島大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)と挑戦者・DOUKI(32)の調印がようやく成立した。

SHOは29日鹿児島大会で、DOUKIとのV2戦が発表されている。ところが、23日後楽園ホール大会で行われた調印式で、何と調印書を偽造し調印時にすり替え。DOUKIに没収されていたベルトの奪回に成功した上で、ノンタイトル戦への変更を強行主張していた。

鹿児島決戦を直前に控えたこの日は「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」金丸義信と組んでDOUKI、TAKAみちのく組とタッグで対戦。怒れるDOUKIからは「おい、詐欺師。今日しかねえんだ、今日こそ本物の調印書にサインさせてやるよ」と奇襲を受けた。

試合は金丸がTAKAを丸め込み、H.O.Tに凱歌。SHOは「お前とのタイトルマッチなんかな、やりませーん? 初挑戦? 知らねえよ。100年後にでもやってろ」とDOUKIを挑発して花道を引きあげようとするが、背後からタイチに襲撃を受けてリングに戻されてしまう。

H.O.TからはEVIL、ディック東郷が助太刀に訪れるが返り討ちに。SHOはDOUKIの足関節技に捕獲されると悶絶し、この状況から逃れるためには調印書にサインするしかなかった。

ついに王者のサインの入った調印書を手に入れたDOUKIは「これで明後日の試合は正式にタイトルマッチになったぞ! 明後日、初挑戦で、一発でこのベルト取ってやるよ」と豪語。一方で防衛戦を義務付けられたSHOは「そんなやり方でサインしてよ…汚いんじゃ、やり方が。どんだけ汚いかっつったら、鹿児島の豚小屋と同じくらい汚いだよ」と悪態をつきつつ「どっちにしろ、秒殺して、防衛の回数稼ぎになるだけじゃ。新記録つくったろか、クソッタレが」と吐き捨てていた。

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