鷹は伏兵26歳の劇的サヨナラ打で4連勝 ロッテは救援陣が崩れて7連敗…27日のパ・リーグ

サヨナラ打を放ったソフトバンク・川瀬晃【画像:パーソル パ・リーグTV】

日本ハム田宮が3安打4打点の大暴れ…3連覇中の王者のオリックスを圧倒

パ・リーグは27日、3試合が行われ、楽天はロッテに4-1で勝利。日本ハムはオリックスに9-0で完封勝利を挙げ、ソフトバンクは西武に2-1でサヨナラ勝ちした。

楽天の先発・内星龍投手は3回に犠飛で先制点を許した。それでも4回以降は得点を与えず、安定感のある投球で7回を3安打1失点に抑えた。打線は相手先発のCC・メルセデス投手の前に7回まで得点が奪えない展開が続いたが、8回に3番手の澤村拓一投手を攻めて1死一、二塁とすると、浅村栄斗内野手の適時二塁打、島内宏明外野手の2点適時三塁打で逆転に成功。なおも2死三塁で阿部寿樹内野手にも適時打が生まれ、リードを3点に広げた。

8回は宋家豪投手、9回は則本昂大投手がそれぞれ無失点に抑え、逆転勝利を飾った。内が今季初勝利をマーク、ロッテは救援陣がつかまり、7連敗を喫した。

日本ハムは初回1死1塁で万波中正外野手が適時二塁打を放ち、幸先よく1点を先制。さらに田宮裕涼捕手、郡司裕也捕手の2者連続適時打で、初回から4得点を挙げた。先発の伊藤大海投手は、5回まで相手打線を無安打に抑える快投を披露。6回に初安打を許すなど、2死一、二塁のピンチを背負ったが、レアンドロ・セデーニョ内野手を三直に打ち取り、6回115球、1安打8奪三振無失点で降板した。

打線は7回に田宮の適時二塁打で1点を追加。さらに8回には2死満塁からアリエル・マルティネス捕手、田宮の連続適時打が生まれてリードを9点に広げた。田宮が3安打4打点と大暴れ。オリックスは、支配下復帰後初の1軍先発となった椋木蓮投手が3回9安打4失点。打線も好機であと一本が出ずに完封負けを喫した。

ソフトバンクの先発、リバン・モイネロ投手は3回に金子侑司外野手の1号ソロで先制点を許したが、その後は締める投球で得点を与えず。7回を3安打5奪三振1失点にまとめた。1点を追う打線は7回2死二塁で代打の中村晃外野手が適時打を放ち、同点に追いつく。試合は延長戦に入り、10回に1死一、三塁と好機をつくると、川瀬晃内野手が適時打を放ち、劇的なサヨナラ勝利。チームは4連勝を飾った。

敗れた西武は先発の今井達也投手が7回111球、5安打6奪三振1失点と力投したが、打線が好機を生かしきれなかった。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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