蛇口から「みかんジュース」 都市伝説を堪能 GW初日の道後、観光客でにぎわい

「蛇口からみかんジュース」を楽しむ来店者。ゴールデンウイーク初日でにぎわっていた=27日午後、松山市道後湯之町

 ずらりと並ぶ23個の蛇口。ハンドルをひねると出てくるのは―。愛媛県松山市の道後商店街の一角に、かんきつ王国・愛媛の都市伝説「蛇口からみかんジュース」を存分に堪能できる新たなスポットがお目見えした。ゴールデンウイーク(GW)の初日ともあって大勢の観光客が立ち寄っている。

 県外客の目を引いているのは「蛇口から―」の専門店として20日にオープンした「愛媛の食卓1970」。はるかや温州ミカン、ブラッドオレンジなど20品種のかんきつジュースを飲み比べられる。料金は1品種1杯220~400円で、子ども用の蛇口も三つ用意。それぞれのかんきつが、どの品種を交配して生まれたのかを説明する「みかんの家系図」も設置している。

 27日は、足を運んだ観光客が「すごい、(種類が)あり過ぎて選べない」「蛇口の裏側を見てみたい」と声を弾ませ、ジュースをコップに注ぐ様子を撮影するなどして楽しんでいた。

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