乙武洋匡氏 東京15区補選で最後の訴え「1人じゃ無理だった。だから負けられないんだよ!」

マイク収めを行った乙武洋匡氏(中)。左はひろゆき氏

衆院東京15区補選(28日投開票)に無所属で立候補した作家の乙武洋匡氏が27日、東京メトロ門前仲町駅近くの事務所前でマイク収めを行った。

最終日となったこの日、「#車椅子1000人ハイタッチ」と題して車椅子で江東区内を回り、区民と触れ合った。本選挙では乙武氏や他の陣営が、特定の候補者やその陣営から大音響で質問を浴びせるなどの行為が行われている。乙武氏は「毎日、妨害を受け、皆さんに思いを伝える機会が奪われた。目の前で罵詈雑言を浴びせられ、本当にしんどかった」と振り返った。

そんな状況の中で戦い続けた乙武氏は「1人じゃ無理だった。みんなのおかげです。ありがとう!」と感謝。続けて「だから負けられないんだよ! 勝たなきゃダメなんだ! もう少しみんなの力を貸してくれないかな?」と呼びかけた。報道陣から手応えを問われた乙武氏は「日に日に支援の輪が広がっているなという手応えは感じています」と笑顔を見せた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社