日ロ交流の重要性強調 前駐ロ大使・上月氏が札幌で講演

ロシアのウクライナ侵攻などについて講演する前駐ロシア大使の上月豊久氏

 昨年まで約8年間にわたり駐ロシア大使を務めた上月(こうづき)豊久氏が27日、札幌市中央区で行われた日ロ関係に関するセミナーで講演した。2022年に開始したウクライナ侵攻以降、ロシアが内向きで保守的な傾向を強めていると指摘し「日本が対ロ交流のドアを閉ざせば、ロシアの政策を助けることになる」と日ロ交流の重要性を強調した。

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