ひろしまゲートパーク 来園630万人、1年目

飲食イベントでにぎわう「ひろしまゲートパーク」=2023年4月、広島市中区基町

 広島市中心部の旧市民球場跡地に昨年3月末、オープンしたイベント広場「ひろしまゲートパーク」(広島市中区基町)の1年目の来園者が、約630万人に達した。アクセスの良さに加え、1月のしまねふるさとフェアなど集客力のある催しを重ね、目標の「100万人以上」を上回った。2月には近くにサッカースタジアムが開業。管理運営業者は連携強化で、さらなるにぎわい創出を図る。

 市の指定管理を担う企業グループが推計・算出した。1年間のうち、集客10万人以上を記録したのは、しまねふるさとフェア、ゲートパークオープン記念イベント、ギョーザフェス、クリスマスマーケットの4件。1~10万人規模も14回開いた。来場者のうち、広島県外者は26%だった。

 サッカーJ1・サンフレッチェ広島の本拠地「エディオンピースウイング広島」も2月に開業した。企業グループの代表法人で不動産業のNTT都市開発(東京都)は「周辺施設と連携し回遊性を高める役割を強めたい」としている。

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