勇者ヒンメルの死から4年。フリーレンの天国を目指す旅はまだまだ続く連載開始4周年記念。「葬送のフリーレン」がもっと楽しくなる魔法

by レオン

【葬送のフリーレン】

2020年4月28日 連載開始

小学館のマンガ雑誌「週刊少年サンデー」にて連載中の、山田鐘人氏原作、アベツカサ氏作画によるマンガ「葬送のフリーレン」が本日で連載開始から4周年を迎える。

「葬送のフリーレン」は勇者とそのパーティーによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した、千年以上生きるエルフであり魔法使い「フリーレン」の旅路を描いた物語。長い寿命をもつフリーレンは勇者ヒンメルとの死別をきっかけに人を知ろうとしなかったことを後悔し“人を知るため”の旅へと出る。

この、魔王が倒された“その後”の世界から始まる斬新な展開や、フリーレンの思い出をメインに描かれるどこか切なくも甘酸っぱいストーリーは多くの読者を魅了し、「週刊少年サンデー」で一躍人気の作品となった。2023年にはアニメ化もされて、その人気は加速。2024年3月時点で累計発行部数は2,000万部を突破しており、4月17日に単行本の最新刊となる第13巻も発売された。

今回はそんな「葬送のフリーレン」が連載開始された日を記念して、その魅力について紹介していく。なお、ストーリーのネタバレに関する内容が登場するため注意してほしい。

過去の思い出を振り返りながら新しい思い出を紡ぐ旅

冒頭でも説明したとおり、「葬送のフリーレン」はフリーレンの旅路を描いた作品だ。作中でフリーレンが勇者ヒンメルと死別した際に、自身がヒンメルのことを何も知らなかった、知ろうとしていなかったことをきっかけに“私はもっと人間を知ろうと思う”と旅にでるところから物語は始まる。

フリーレンの旅は“人を知るため”を目的としているが、その“人”の大部分は勇者ヒンメルが占めている。そのため、フリーレンはヒンメル達との冒険の痕跡を巡り、先々でヒンメル達との思い出を振り返っている。

そんな思い出描写もまた本作の魅力のひとつであり、重要な要素となっている。人を知ろうとしていなかった当時のフリーレンと、人を知ろうとする今のフリーレン、その二つが同時に描かれることでわかるフリーレンの変化を読者は垣間見ることができる。当時はヒンメルの言葉の本当の意味を理解できなかったフリーレンが、今あらためてその意味を理解し、成長していく姿は不思議と読者を惹きつけ、見守りたくなる気持ちへとさせる。

そんなフリーレンとヒンメルの印象的なエピソードを一つ紹介する。

第6話「新年祭」

フリーレンたちが旅の途中に訪れた村では新年祭の時に日の出を見るという習慣があった。まだヒンメルたちと旅をしていた時のフリーレンはこの日の出をみるイベントには参加しなかった。ヒンメルがフリーレンに何故参加しなかったのかを問いかけるとフリーレンは「ただの日の出でしょ。楽しめるとは思えないけど。」と返答する。しかし、ヒンメルはそれに対して「いいや、楽しめるね。君はそういう奴だからだ。」と反論する。その言葉の意味を探るため、再びこの村を訪れたフリーレンは日の出を見ることを決意する。

実際に日の出を見たフリーレンは最初こそ“ヒンメルは私のことわかってないな…”と日の出に関心を示さなかった。だが、日の出を楽しんでいるフェルンからの「フリーレン様、少し楽しそうです。」の言葉に「それはフェルンが笑っていたから…」と言いかけた自身の言葉から実は楽しんでいた事を気付かされる。ヒンメルが何故みんなで一緒に日の出をみようとしていたのか、そしてヒンメルの「いいや、楽しめるね。君はそういう奴だからだ。」の言葉の意味を理解したフリーレンは「私一人じゃこの日の出は見れなかったな。」と、フェルンとヒンメルの両方に語りかけるような形で物語を締めている。

フリーレンがヒンメルの言ったことを少し理解することができた微笑ましいエピソードではあるが、同時にヒンメル達と一緒に日の出をみる機会はもう訪れないという切なさも少し感じる話だ。

作中でフリーレンはフェルンと出会った後もしばらくはこの魔法収集の趣味の旅をしながら、ヒンメル達との冒険の痕跡を巡るというあてのない旅を続けた。だが、アイゼンの頼みでフリーレンの師匠でもある大魔法使いフランメが残した手記を見つけたことで、旅の目的が明確となる。

大魔法使いフランメの手記には「天国」と呼ばれる場所「魂の眠る地(オレオール)」で死者と対話できることが記されていた。ヒンメルのことを知るために、フリーレンはヒンメルと対話をすることができる「天国」が位置する大陸北部のエンデを目指す。その場所は魔王城がある場所でもあり、数奇なことからフリーレンは勇者ヒンメルたちとした10年の旅の軌跡を再び辿ることになる。

フリーレンの師匠フランメは「お前はいつか大きな過ちを犯し、人を知りたいと考えるようになる。そん時はここに帰ってこいって言ってんだ。手助けしてやる。この大魔法使い、フランメ様が。」と、未来のフリーレンのことを案じて自身の手記を用意していた

フリーレンを変えた人生の百分の一にも満たない時間

そもそもフリーレンが何故“人”を知ろうとしなかったのか。この理由は実にシンプルで、種族間による寿命の違いが原因となっている。エルフという長寿種のフリーレンは千年をゆうに超える寿命をもっている。それゆえに、100年にも満たない寿命の人間はフリーレンにとって短すぎた。「時間の無駄だからね。色々教えてもすぐ死んじゃうでしょ」と、どうせすぐに別れることになる、関わるだけ無駄な存在として認識されていた。勇者パーティーで過ごした10年の旅ですら彼女にとっては「私の人生の百分の一にも満たない。」存在であり、作中では度々ヒンメルたちに「でもすぐ死んじゃうじゃん。」と自身の歩む時間が人間とは違うことについて発言している。

この、フリーレンがもつ時間感覚のギャップも重要なポイントとして作中で描かれている。フリーレンは作中で50年後に会う話をまるで来年会うような感覚で語ったり、ちょっと旅行に行ってくる感じで「100年くらいは中央諸国を巡る予定だから。」と発言するシーンが登場する。ヒンメルもこれに対して「50年も100年も彼女にとっては些細なものなのかもしれないね。」と、エルフと人間の感じる時間感覚の違いについて言及している。

また、作中では話の節目で毎回「勇者ヒンメルの死から◯◯年」と時間の経過が記されている。フリーレンにとって「50年も100年も些細なもの」という言葉の通り、第1話の中だけで50年もの時が過ぎている。続く第2話ですら1話の20年後というフリーレンを基準とした、驚きの時間経過で話が進む。だが、そんなフリーレンに転機ともいえる出来事が起こる。それがかつての勇者パーティーの仲間、僧侶ハイターによって導かれたフェルンとの出会いだ。

フェルンと時を共にしはじめてからは、作中で描かれるフリーレンの時間感覚に変化が訪れる。第3話では2話から6年後、第4話では3話から1年後と、そのスパンは徐々に減少していき、第7話では勇者パーティーの仲間だった戦士アイゼンの「まあ時間なんていくらでもあるのか。」の言葉に対して、「でもフェルンが嫌がるから早めに終わらせようか。」と他者の時間を気に掛ける姿を見せる。この変化にアイゼンは「変わったな。お前は人の時間を気にするような奴じゃなかった。」と言うほど、フェルンがフリーレンに与えた影響は大きかった。そんなフリーレンとフェルンの話から、筆者が二人の関係に惹き込まれた場面を紹介する。

第2巻 8話「百分の一」

魔王討伐後も一人で旅を続けるというフリーレンにアイゼンは弟子を取らないのかを問う。だがフリーレンは「時間の無駄だからね。色々教えてもすぐ死んじゃうでしょ」と伝える。それに対してアイゼンは「フリーレン、人との関係はそういうものじゃない。」と反論するが、フリーレンは「そういうものだよ。皆との冒険だって私の人生の百分の一にも満たない。」と聞く耳を持たなかった。

そんなフリーレンがヒンメルの死から28年後、弟子をつれてアイゼンを訪れることになる。フリーレンにとって勇者たちとの旅は今も「たった10年の冒険だよ。」という認識ではあったが、冒険時とは打って変わってヒンメルたちのことを知ろうとする姿や、フェルンを気にかける様子にアイゼンは「面白いものだな。その百分の一がお前を変えたんだ。」と伝える。

そんな二人の会話の後、フェルンがフリーレンに「私の人生では二分の一ですから。フリーレン様と過ごした時間です。」と伝え、フリーレンは「これからもっと多くなるよ。」と返す。

この二人の場面は作中ではわずか1ページ。コマにしてわずか5コマの短いシーンではある。だが、この短いやりとりのなかにはフリーレンとフェルンの強い絆や、大切に想っている気持ちが多く込められている。フリーレンにとっての“人生の百分の一にも満たない”時間でも、フェルンにとっては“私の人生では二分の一”と大きな割合を占めていること。それを理解し、さらにこれからもフェルンと長い時間を共にすることを想わせる「これからもっと多くなるよ。」の台詞。このワンシーンに込められた多くのメッセージと、二人の関係の尊さ、そしてアイゼンの「その百分の一がお前を変えたんだ。」の言葉のとおり、フリーレンがゆっくりと、そして少しずつ変化していく姿に筆者は強く惹きつけられた。

物語やキャラクターに隠されたヒントやメッセージ

「葬送のフリーレン」はそのまま読んでも十分に楽しめる作品ではあるのだが、作品内のヒントを知ることでより一層楽しむことができる。フリーレンたちのことをもっと知りたい方は、それらにも是非注目して頂きたい。

はじめに、本作は欧州を想わせる人名や地名が数多く登場している。これらの多くはドイツ語やフランス語をベースとしたものとなっており、その言葉の意味がそのままキャラクターたちのバックグラウンドやイメージを表すものになっている。ここでは本作に登場する名前について一部紹介していく。

フリーレン(Frieren)

本作の主人公。1000年以上生きるエルフで、魔王を討伐した勇者パーティーの魔法使い。歴史上最も多くの魔族を葬った魔法使いとして魔族に「葬送のフリーレン」と呼ばれている。性格はずぼらでドライ。他者に関心がなく、人間にたいして「でもすぐ死んじゃうじゃん」と関わるだけ無駄だと考えていた。ヒンメルとの別れをきっかけに、その心に変化が現れる。

フリーレンはドイツ語で「寒がる」「凍える」を意味する動詞。

1000年を優に超える時のなかでフリーレンはヒンメルがパーティーに誘いにくるまで、長い時間を一人孤独に森のなかで生きてきた。その変わらぬ見た目や、魔族に対してはどこまでも冷酷なところはまるで氷のようで、まさにフリーレンの生き方を表す名前となっている。

第22話「服従の天秤」ではフランメの死後、森で孤独に生きるフリーレンの姿が描かれている。また、第22話では「アウラ、自害しろ。」の台詞で有名な断頭台のアウラとの戦いも収録されている。フリーレンの魔族に対する容赦なき冷酷な一面が垣間見れる。

ヒンメル(Himmel)

魔王を倒した勇者パーティーの勇者。仲間思いで、困っている人を助けずにはいられない、まさに勇者といった性格。自称イケメンのナルシストで、フリーレンに100を超えるイケメンポーズ集を記憶させるとおちゃらけた側面もある。その発言や行動は多くの人に影響を与えており、作中でも“勇者ヒンメルならそうする”と、その意思を残している。最後は天寿を全うするかたちでフリーレンと別れる。

ヒンメルはドイツ語で「空」「天国」を意味する名詞。

その名のとおり、ヒンメルは蒼穹を想わせる青い髪と目にさわやかな性格をもったキャラクターだ。

フリーレンたちの旅の目的は「天国」と呼ばれる場所「魂の眠る地(オレオール)」でヒンメルと対話すること。つまりどこを取っても天国(ヒンメル)を目指す旅となっている。「天国」が位置する大陸北部のエンデ(Ende)もドイツ語では「終わり」を意味していることから、そこが旅の終着点であることを指している。

フェルン(Fern)

フリーレンの弟子として共に旅をすることになる魔法使い。もとは戦災孤児で、勇者パーティーの僧侶ハイターに育てられていた。そのせいもあって、年齢以上にしっかりとしており、フリーレンの世話係を務めるお母さん的な一面もある。真面目な性格で普段は感情をあまり表にださないが、フリーレンやシュタルクに対しての不満が爆発すると拗ねてしまうなど、幼さを感じさせる一面も見せる。

フェルンはドイツ語で「遠い」を意味する形容詞。

作中でフェルンには「距離」を感じさせる場面が度々登場する。わかりやすいところで言うとフェルンの得意とする戦い方などがそうだ。フェルンは自身の気配や魔力を消す事に卓越しており、これを飛行魔法や射程の長い一般攻撃魔法と組み合わせる事で超遠距離からの狙撃のような攻撃を得意としている。その精度は凄まじく、第102話「相打ち」ではフリーレンですら苦戦する魔族を相手に一撃で仕留めることに成功している。また、初登場時ではフリーレンの指導のもと、ハイターに一人前の魔法使いと認められるために遠く離れた崖上の岩を魔法で撃ち抜いている。

シュタルク(Stark)

フリーレンとフェルンと共に旅をすることになる戦士。勇者パーティーの戦士アイゼンの弟子で、前衛を探しているフリーレンにアイゼンが紹介する。時間があれば人助けをして回るほどのお人好しなところがあり、訪れる町の人々によく慕われている。確かな実力があるものの、比較対象が師匠のアイゼンであったり、子どものような性格と臆病で怖がりなところが災いして自身の強さに自信や自覚を持てずにいる。

シュタルクはドイツ語で「強い」を意味する形容詞。

作中でシュタルクはまさに「強い」を体現するキャラクターとして描かれている。実力はもちろんなのだが、その気持の描かれ方が本当にかっこいい。シュタルクがフリーレンたちと旅を共にすることになる第11話「村の英雄」では、竜が村を襲ったら戦うのかと聞かれた際に「死んだって嫌さ。」と答えている。にも関わらず、そのすぐ後に「でもよ、この村の連中にとっては俺は英雄なんだよ。この村の英雄シュタルクなんだ。俺が守らなきゃならないんだよ。」と自身が英雄として村を守るという覚悟を口にしている。そんな葛藤や覚悟する姿こそがまさにシュタルクの「強い」ところだ。

アニメならではのアクションや声が楽しめるアニメ版「葬送のフリーレン」

「葬送のフリーレン」の人気を加速させた最大の要因にアニメがある。アニメ版はマッドハウスが制作を担当しており、2023年9月29日から2024年3月まで連続2クール(全28話)で放送された。1話がだいたいマンガの1~3話分をまとめた形になっており、マンガ版の第1話から60話までの内容がアニメではカバーされている。

アニメ「葬送のフリーレン」は原作コミックス7巻収録の第60話「旅立ちと別れ」までが映像化された

アニメ版には原作マンガでは味わえないアクションが豊富で、ド派手なバトルシーンやキャラクターたちの細かな仕草や心情、声などが楽しめるようになっている。特に「一級魔法使い試験編」では多くの魔法使いたちが登場しており、それぞれが得意とする多種多様な魔法による臨場感あふれる魔法戦を楽しむことができる。

また、本作のオープニングやエンディングも素晴らしい。どの曲もフリーレンの世界観を感じさせる歌詞や雰囲気となっている。なかでも第2クールオープニングの「晴る」は、聴いていると温かさのなかにどこか切ない気持ちを感じることができる筆者お気に入りの曲だ。

そんな「葬送のフリーレン」アニメ2期の放送時期だが、2024年4月の時点では未だ不明となっている。2期が制作されるのであれば、次は魔王軍の最高幹部である七崩賢最後の一人にして、最強と言われる黄金郷のマハトとの戦いが描かれる「黄金郷のマハト編」になると思われる。

この話では「一級魔法使い試験編」にも登場したデンケンが深く関わっており、展開や戦闘も含めて最高に良い話となっているのでぜひともアニメ化してほしいものだ。ちなみに筆者はデンケンがむっちゃ好き。

フリーレンたちの冒険はまだまだ続く

「葬送のフリーレン」は「週刊少年サンデー」で連載中。アニメでは「一級魔法使い試験編」までしかカバーされていないが、原作マンガではそこから更に七崩賢の最後の一人マハトと戦う「黄金郷のマハト編」、フリーレンが女神の力によって過去に飛ばされてしまう「女神の石碑編」、そして現在進行中の「帝都編」へと続いている。ちなみに作中ではここで第1話からすでに31年後の話となっている。

本校掲載時点の最新話である第127話「回収任務」では「一級魔法使い試験編」に登場したユーベルとラントがメインの話となっている。そのひとつ前の第126話「新たな任務」ではユーベルがラントの家を訪ねており、二人のことを知れる話となっている。作中で登場するキャラクターたちはどれも魅力的なので、ユーベルとラントのように登場人物たちのことをさらに知ることができるエピソードが描かれるというのは実に喜ばしい。今後も多くのキャラクターたちを掘り下げた話がみたいところだ。

「葬送のフリーレン」はその壮大な世界観と作り込まれた設定によって読者を惹き込んでくれる作品だ。キャラクターたちが描くドラマや心理描写、出会いや別れ、死生観など、様々な要素が入り混じったストーリーは読み手に様々なメッセージを与える作品となっている。ただ読んで楽しむのはもちろん、細かいところまで作り込まれたこの世界を考察をするといった楽しみかたもできる。さらに、マンガ・アニメ共にそれぞれの強みを活かした表現で描かれていることから、どちらも違う楽しみかたをできるのもまた魅力だ。

さらに付け加えると、「葬送のフリーレン」には多くの世代を惹きつける親近感が存在している。主人公のフリーレンがもつ合理的な考え方や、競争意識の低さなどは今のZ世代と通じるものがある。そしてヒンメルの言葉は「今はわからなくてもいつかは気づいて欲しい」という、まるで親が子に語りかけるようなものを感じさせる。フリーレンが少しずつヒンメルの言っていた事を理解する姿は、自身が子どもの頃に親の言う事を理解できず、大人になってから初めて本当の意味に気がつくのと似ており、自然と読者はフリーレンに自身を重ねてみてしまうのではないだろうか。「葬送のフリーレン」は、そうした様々な感情を読者に与えてくれる作品だ。

まだマンガやアニメで「葬送のフリーレン」をみていないかた、みているけど本校で違う視点を知れた方、この機会に「葬送のフリーレン」を改めて楽しんでみてほしい。きっとヒンメルならそうする。

(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館
(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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