堂安律の所属するフライブルクは27日、ブンデスリーガ第31節でヴォルフスブルクと対戦し1-2で敗戦した。堂安はフル出場している。
前節マインツに引き分けた7位フライブルク(勝ち点40)が、前節3試合ぶりの白星を飾った13位ヴォルフスブルク(勝ち点31)をホームに迎えた一戦。堂安が[3-4-2-1]の右MFでスタメンとなった。
フライブルクは開始早々に決定機を創出する。5分、右クロスをこぼれ球をに反応した堂安の落としをからグレゴリッチュがシュート。さらにクロスバーを直撃したボールをR・サライがバイシクルシュートで狙ったが、これは枠の上に外れた。
フライブルクは17分にも、右サイドから仕掛けた堂安がゴール手前のグレゴリッチュへピンポイントクロスを供給すると、守備に戻ったバクのクリアボールがあわやオウンゴールとなるが、これは左ポストに弾かれた。
その後も両サイドを起点に攻めを構築するフライブルクは、42分に先制する。カイテルのロングパスで右サイドを抜け出した堂安がボックス右から侵入すると、折り返しを守備に戻ったボルナウにディフレクトし、ゴール右に吸い込まれた。
ハーフタイムに3枚替えを敢行したヴォルフスブルクに対し、フライブルクは52分にギュンターの左クロスをファーサイドの堂安がヘディングシュートでゴールに迫ったが、これはゴール右に外れた。
その後、フライブルクは修正を施したヴォルフスブルクに押し返されてやや劣勢の時間が続く。すると64分、堂安をかわしたケビン・パレデスに危険なスライディングタックルを見舞ったシディリアが一発退場となった。
数的不利となったフライブルクは、82分にセットプレーから失点を許す。ボックス右手前でFKを与えると、アルノルトの直接FKは右ポストを叩きながらネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
追いつかれたフライブルクだったが、すぐに反撃。すると84分、ギュンターの浮かせたパスに反応したホーラーがゴールエリア左手前で飛び出したGKに倒されると、オンフィールドレビューの末にPKを獲得。しかし、芝で軸足を滑らせR・サライのPKは枠の上に外れた。
逆転のチャンスを逃したフライブルクは、直後に失点を許す。90分、アルノルトの横パスをバイタルエリア中央手前で受けたラクロワが右足一閃。強烈なミドルシュートがゴール右に突き刺さった。
結局、これが決勝点となり1-2でタイムアップ。下位相手に痛恨の逆転負けを喫したフライブルクは、痛恨のポイントロスで来季の欧州カップ戦を争う上位追走に失敗した。