ゴールデンウイーク初日の27日、恒例の「益子春の陶器市」が栃木県益子町の城内坂交差点付近や道祖土(さやど)地区で始まり、早朝から多くの人でにぎわった。5月6日まで。
陶器市は毎年春と秋に開かれ今回が109回目。約50の販売店と全国の作家らの約600のテントが軒を連ね、益子焼をはじめとした陶器や雑貨、装飾品などを販売。来場者はじっくりと品定めしたり、作家との会話を楽しんだりした。
町観光協会によると、初日の来場者は約4万2千人。今回から渋滞対策を強化し、田野小、田野中学校を駐車場として使用してシャトルバスを運行。駐車場の空き状況をリアルタイムで把握した効率的な誘導も行い、大きな渋滞は見られなかった。
初めて訪れたという横浜市神奈川区、自営業大原志季(おおはらしき)さん(41)は「インスタグラムで人気の作家を目当てに訪れた。知らなかった作家や作品、B級品などにも出合えて面白い」と満足そうに話した。