【スターダム】安納サオリ 羽南との激戦制すも…なつぽい、壮麗亜美の名乗りでワンダー王座戦線激化

王者・安納サオリ(中)に挑戦をアピールする壮麗亜美(左)となつぽい

女子プロレス「スターダム」の白ベルトこと、ワンダー王座をめぐる争いが激化している。

27日の横浜BUNTAI大会では王者の安納サオリ(33)に「シンデレラ・トーナメント」覇者の羽南(19)が挑戦。試合は次第にヒートアップし、挑戦者がブロックバスターを放つと、安納も負けじと同じ技で応戦した。さらにエルボーの相打ちで、両者ともにダウンする場面もあった。

20分過ぎに羽南がブロックバスターホールドから岩石落とし2連発を発射。追い込まれた王者だったが3発目を決めさせず、逆さ押さえ込みからブリッジするポテリングで逆転の3カウントを奪った。

V2に成功した試合後は「こんな魅力的な19歳、うらやましいわ。未来しかない。でもさ、こんな33歳も魅力的ちゃう? 今日はありがとう」と羽南の奮闘をたたえていたところ、そこに現れたのが盟友のなつぽいだ。

さらに「ちょっと待った!」と壮麗亜美も登場し「次の挑戦者は私、壮麗亜美だ」とアピール。だが、なつぽいも負けていない。「何を言ってるの? 空気読んで」と主張し、2人は舌戦を繰り広げた。

この状況を見た安納は「そこ、試合決定で!」と次期挑戦者決定戦を提案。「個人的には、なつみ(なつぽい)と約束したし、次はなつみかなと思っていたけど、2人の戦いも見てみたい。うれしいな、このワンダーに挑戦する選手が現れて」と王座戦線の活性化を歓迎しつつ「私はもう止まらん。このベルトとともに歩んでいく、大きくなるって何度も言ってるから。これからも注目してとは言わん。でも、見逃したら後悔させてやる」と自信の笑みを浮かべ、今後の防衛ロードを心待ちにした。

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