惜敗のDeNAにとって痛かった挟殺プレーでのミス…坂口智隆氏「取れるアウトはやっぱり取っておかないといけない」と喝

◆ エラー数はリーグワーストの「17」

DeNAが巨人相手に1-2の惜敗。本拠地・横浜スタジアムに集まったベイスターズファンに勝利を届けることができなかった。この日も今シーズン目立ってしまっている、守備の乱れが敗戦に直結した。

2回表、先発のアンソニー・ケイが岡本和真に先制ホームランを許したあと、萩尾匡也もヒットで出塁。続くオコエのライト前で一旦サードへの進塁を諦めかけた萩尾が再びスタートし、度会隆輝からサードへの送球をショートの石上泰輝がカット。すかさずファーストの佐野恵太に転送しセカンド進塁を狙ったオコエを一・二塁間で挟むが、佐野から牧秀悟に送られたあとファースト方面に追いかけるも一塁上は無人でアウトを取ることができなかった。

このミスに27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した江本孟紀氏は「これはね、もうちょっとセカンドまで追っかけなきゃいけない」とし「前にランナーがいるわけですから、できればなるべく早く詰めなきゃいけないんだけども。もうちょっと長く持って、サードランナー見ながら追っかけていけば、挟殺できたと思うんです」と佐野から牧への送球が速すぎたと指摘した。

もう一人の解説者・坂口智隆氏は「もったいないっちゃもったいない。難しいっちゃ難しいんですけど…」とフォーローしつつ「牧選手がファースト側に入るのかなど、そのバックアップが1人足りなくなるシチュエーションなので、そういうのをチームで決め事として、こうなった場合はどの選手がこうファーストに入るのかとかあるんですけどね。取れるアウトはやっぱり取っておかないといけないです」と事前の確認の必要性を説いていた。

今シーズンは、ワースト2位タイの阪神とヤクルトのエラー数12を5つも上回る17を記録してしまっているDeNA。僅差のゲームを拾うには、ミスを少なくしていくことが重要となってくる。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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