サイバーエージェントから独立して前売り完売の超満員札止め!「親会社なんかいらねーんだ!」「下に見てた奴いたよな?」「気持ちのうえでも独立だ俺達は!」と魂の叫び!

27日、北沢タウンホールにてガンバレ☆プロレス『スプリング・ブレイカーズ2024』が開催。前売り完売の超満員札止めになった会場で、選手たちもガンプロユニバースとともに熱狂した。

ガンバレ☆プロレス(以下ガンプロ)は2013年にユニオンプロレスを追放された大家健が1万5千円で旗揚げした団体。「プロレスをメジャースポーツにしたい」という思いとともに興行を続けていたが、DDTプロレスが2017年にサイバーエージェントグループ入りすると、ガンプロも合流し上場企業のグループ団体となった。
だが2024年3月末で、三島通義社長のニッポン放送からの退職金300万を元手にガンプロは独立。大家代表は「この10年間でガンバレ☆プロレスにたくさんの仲間ができました。独立することがガンバレ☆プロレスをもっともっともっと大きく、いろんな人に届けられるのではないかと独立を決断しました」と思いを語っていた。

その思いが伝わったのか、新体制一発目となるこの日は前売り完売の超満員札止めに。大会開始前から会場のテンションが高ぶっており、リングアナの前説から熱い歓声が起きる。
さらに昨年6月から腎移植手術のため欠場に入っていた春日萌花も7月15日高島平大会で復帰が決定し、練習生として入団していた中村宗達の幼馴染である川上翔大のデビューが5月18日新木場1stRING大会で決定。
いい知らせが続く中で、セミファイナルでは大家健&阿部史典vs今成夢人&高岩竜一のタッグマッチが実施された。

旗揚げメンバーでもある大家と今成は、「俺はプロレスラーになりたかったんだ!」「そうだよ!」「親会社なんかいらねーよ!」「独立してやってくんだ!」「金じゃーねんだよ」「心だよ!」と叫びながらエルボーを打ち合い、阿部と高岩が容赦なくボコボコにしていく。
最後は大家と今成の意地の張り合いとなり、今成のラリアット4連発でついに大家が倒れ3カウントを聞いた。
観客の盛り上がりを肌で感じた今成は「ガンプロの事下に見てた奴いたよな?向いてる向いてないだけじゃねーんだよマジで。向いてなくてもやる奴らがいっぱい集まってんだ」と魂の叫び。
大家も「こっちは独立してんだぞお前この野郎!独り立ちしてんだよ!ツラいこととかたくさんあるよ。でもみんなで作り上げて、いらねーよ親会社なんか!俺達みんなでそれ乗り越えるんだよ。形だけじゃねーぞお前。気持ちのうえでも独立だ俺達は!ガンバレ☆プロレスが完全に独り立ちしました!皆さん、これからもっともっと続けていきますよこの今成と俺が」と改めて完全独立を宣言した。

メインイベントでは勝村周一朗の持つSOG王座を石井慧介が奪取し、新体制のエース宣言。次期挑戦者に岩崎孝樹を指名し、5・18新木場大会で早速防衛戦が組まれた。
勝村&和田拓也が持つタッグベルトにも、冨永真一郎が社会人プロレス団体からの刺客を連れて挑む事が決定し、新体制一発目から新たな動きが数多くおきたガンプロ。
大企業のコンプラやサラリーマン的な縛りから解き放たれたガンプロが今プロレス界でトップクラスに熱い!

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