バサジィ大分 若きリーダー・橋本澪良インタビュー 【大分県】

昨季のFリーグ新人賞に輝いた橋本澪良が、今季はバサジィ大分の顔となる。大阪成蹊大学4年時に大分の特別指定選手登録され、卒業後に加入。昨季は後方に位置するフィクソのポジションでリーグ2位の失点数に貢献、カバーリング能力と戦術理解度に長け、チームの目指す堅守を体現した。今季は狩野新監督からキャプテンに指名された。「日本代表に定着できる選手になってもらうために、刺激と責任が成長を促すと思っていた。得点できるフィクソになってほしい」(狩野監督)と昨季以上の期待を背負う23歳の若きリーダーが、今季に懸ける思いを語った。

Q:キャプテンになった経緯は?

チーム始動(4月9日)の前日に狩野監督から伝えられました。正直、自分では力不足と思っていたので一旦持ち帰って考えましたが、4時間後に「やらせてください!」と返事をしました。今季は副キャプテンに経験のある2人の選手がいるので、3人でチームがうまくいく方向に進めたいと思います。小学校以来のキャプテンですが、オンとオフのメリハリをつけて、練習からいい雰囲気をつくりたいです。

Q:理想とするキャプテン像は?

元サッカー日本代表の長谷部誠さんです。テレビで見ていた印象しかないのですが、リーダーとしての発言、立ち振る舞いは参考にしたいです。話し下手なので不安はありますが、言葉の重要性は理解しているし、言うべきことは発言したいと思います。もちろんプレーでもチームの目指すスタイルを体現して、浸透させたいです。

昨季はFリーグ新人賞に輝いた

自分の特徴を出すことを考えています。監督がFリーグだけでなく海外の試合も見ているので、僕も動画を見て、同じポジションの選手の動きをチェックして練習で試しています。その繰り返しが評価されたと思っています。

Q:今季のバサジィのフットサルの特徴を教えてください。

昨季の後半から攻撃部分に力を注いでいたのですが、今季はより攻撃的なチームになると思います。「オフェンスはシュートまで持って行く」というチームとしての約束事があるのですが、ポジショニングや動き出しなどがうまく循環するようにパスを受けるのが僕の役割。それぞれの選手の特徴を引き出せれば、得点力はアップするはずです。

Q:どんなプレーで観客を魅了したいですか?

派手なプレーをするタイプではないので、相手のピヴォ(最前線のポジション)との1対1やシュートブロックなど体を張ったプレーを見てほしいです。昨季は個人賞を獲れましたが、100%のパフォーマンスを出せたわけではない。今季は好不調の波をなくしたいです。

Q:今季の目標は?

優勝して、優秀選手のベスト5をバサジィの選手で独占したいです。個人的にはリーグ最少失点を狙いたいし、チームが得点にフォーカスしているので二桁得点を目標にしたいです。

キャプテンとなりチームへの想いは強くなった

(柚野真也)

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