石原さとみ「今悩み中…」仕事と子育て両立の難しさ告白「多くはできないから命がけで取り組める作品に出会いたい」

女優の石原さとみさん、俳優の中村倫也さん、映画監督の𠮷田恵輔さんが『ボクらの時代』で鼎談。
5月17日から公開される映画「ミッシング」で共演した石原さんと中村さんが30代になったことで変化した俳優としての在り方について語りました。

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石原さとみ「今、悩み中…」も「命がけで取り組める作品に出会いたい」

10代の頃から女優として活躍している石原さんに中村さんは「若いころと比べて仕事の考え方が変わったとかある?」と質問。

石原さんは「めちゃくちゃあります」と即答し、「20代で挫折を味わって、25歳以降で夢がかなって、また30代でスランプに陥り、𠮷田監督のおかげで夢がかない、今、軽い迷い中、悩み中(笑)」と、これまでを振り返りながら笑いました。

続けて「やっぱり子供がいるので育児と仕事の両立がどれほど難しいかということが本当に分かったからこそ、(仕事は)多くはできない。

量はこなせないというのは分かったから、命がけで取り組む一作品をつくっていきたいなという思いがある。年月かけてもいいから家族にも迷惑をかけながら取り組みたい、と思う作品に出会いたいなと思います」と、今後について語りました。

そんな石原さんの言葉に中村さんは「いいこと言いましたね。命がけで来るみたいですよ!」と𠮷田監督にふると、𠮷田監督も「次、誰がキャッチャーとして(石原さんを)受けられるかですね。すごい球が来るからね(笑)」と言い、3人で爆笑していました。

中村倫也「矢印の方向が変わってきた」

石原さんと同じく37歳の中村さんは「僕はもう『どうしたら売れるんだろう?』『どうしたら(俳優としての)分母が広がるだろう?』と、思ってきた20代前半があって、(俳優として)生活ができるようになって、いろんな出会いもあって、自分というものの器というか限界みたいなものはある程度あるじゃない?できることとできないことってあるなと思って。

今まで自分のことを考えていたけど、『どうしたらこのスタッフさん笑ってくれるかな』とか『どうしたらこのシーン、このカットがいい感じになるかな』とか、そういうことしかもう考えていない。

そういう意味では“向き、矢印の方向”が変わったね、20代と」と、語りました。

そんな中村さんに石原さんは「自分で自問自答をよくしますか?」と、質問。
中村さんは「死ぬほど(自問自答を)してきたという感じかな。10代真ん中くらいから、ずっとしてきたから(今は)『もういいや!』ってなっている。小学校くらいのときの性格にどんどん戻ってきている。30歳過ぎたあたりから」と、現在の心境について明かしました。

(『ボクらの時代』 2024年4月28日放送より)

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