第2回女子野球GIANTS(ジャイアンツ)杯福島大会の関連事業で、子ども向けのボール遊びイベント「キッズ・ボールパーク」が27日、福島市のあづま総合運動公園で開かれ、参加者が元気に体を動かした。
スポーツに親しんでもらおうと、福島ベースボールプロジェクト(FBP)が開催した。少年野球スクール「BAFジャイアンツアカデミー」コーチの降矢啓祐さん(郡山市出身)と柴優花さん(福島市出身)が講師を務めた。
参加者はボールを取ったり、投げたりして基本的な動きを体験。バットを手にすると狙いを定めてボールを打ち、野球に親しんだ。
ネパールと石川県に不要のグラブを贈る
福島ベースボールプロジェクト(FBP)は、県内の中学生や高校生、社会人らが使わなくなったグラブを「シャクナゲ交流」に取り組んでいるネパールと、能登半島地震で被災した石川県の球児らに贈る。27日は福島市のあづま球場で女子野球GIANTS杯福島大会に出場する選手がグラブ磨きに協力した。
ネパールとの交流は同国の花と県の花がシャクナゲであり、ともに大きな地震で被害を受けたという共通点があることから昨年始まった。県内から野球とソフトボールのグラブ合わせて約200個が寄せられた。
会場ではいわき松風ガールズなど4チームの選手がブラシを使ってグラブを丁寧に磨いた。「野球頑張りましょう」などとメッセージも寄せた。FBPの磯崎邦広代表理事は「野球道具がなくて困っている人の助けになれれば」と語った。