地元スターを“置き去り”の大谷翔平が「とんでもないな」 歴史的一打に敵軍記者が衝撃

右前適時打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平の右前打は192キロ、ゲレーロJr.の二塁打は189.3キロだった

■ドジャース 4ー2 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)

ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2回の第2打席で打球速度119.2マイル(約191.8キロ)の右前適時打を放った。3回にはブルージェイズのスター選手として活躍するブラディミール・ゲレーロJr.内野手が約189.3キロの二塁打を放っていたが、これが“本日最速”でないことで、地元記者も「とんでもないな」と脱帽した。

大谷は2回2死一、三塁のチャンスで、5球目に投じられた98.2マイル(約158.0キロ)の直球を捉えると、強烈な打球を右前へ運んだ。119.2マイル(約191.8キロ)の当たりは自己最速で、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、2015年以降の球団最速も更新した。

この一打がいかにとてつもないかを示す出来事が試合中にあった。2021年に球宴に出場し、48本塁打を放ってタイトルを獲得したブルージェイズの英雄、ゲレーロJr.が3回に左翼へ放った二塁打の打球速度が117.6マイル(約189.3キロ)を記録。つまり大谷がその上を更に行ったことになる。

カナダ地元紙「トロント・スター」のコラムニスト、マイク・ウィルナー氏はX(旧ツイッター)で、ゲレーロJr.の打球速度を大谷翔平が上回るハイレベルな争いに言及。「ところで、その117.6マイルの打球が今日の試合の最速でないことは、とんでもないな」と脱帽していた。

2021年に大谷と本塁打王を争ったゲレーロJr.の一打が、改めて大谷のポテンシャルの高さを示した。(Full-Count編集部)

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