白亜紀の二枚貝展示 福島県立博物館 いわき市の地層で発見

貴重な化石に見入る来館者

 福島県いわき市の地層で見つかった中生代白亜紀(約9140万~約8800万年前)のイノセラムス科二枚貝の化石は27日、会津若松市の県立博物館で展示が始まった。観覧無料。

 県立博物館の猪瀬弘瑛主任学芸員らの研究グループが発見した化石6種を紹介している。このうち「クレムノセラムス ウォルタースドルフェンシス ウォルタースドルフェンシス」は日本初、「ミチロイデス インサータス」と「クレムノセラムス ロツンダータス」は県内で初めて見つかった。初日は県内外から古生物や化石の愛好家らが訪れ、じっくりと見入っていた。

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