次節の京都戦は“旬な男”に期待。サイドを駆け上がる姿は痛快だ【FC東京】

J1リーグの10試合を消化した4月27日現在、4勝3分3敗・勝点15のFC東京は7位。中途半端な順位に映るが、実際は1位のセレッソ大阪、2位のFC町田ゼルビアといずれも勝点4差と上位を狙える位置にいる。

直近の新潟戦を仲川輝人、白井康介、ディエゴ・オリヴェイラのゴールで勝利したFC東京がここから勢いに乗れるかという点で、次節の京都サンガF.C.戦はポイントになるだろう。ここで連勝できるか否かは重要だ。

注目選手のひとりは、右サイドバックの白井。10人で引き分けに持ち込んだ東京ヴェルディ戦あたりからアピールしており、躍動感溢れるドリブルでサイドを駆け上がる姿は痛快だ。新潟戦では1ゴール・1アシストと、まさに“旬な男”。次の京都戦で右サイドを疾走する姿を生観戦してもらいたい。

京都戦では、新潟戦で今季リーグ戦2ゴール目を決めた仲川の活躍も期待したい。U-23日本代表活動に参加中の荒木遼太郎、松木玖生が不在の中、中央のポジションで存在感を示す仲川は「サイドを抉ってゴール前に良いクロスが入る回数が増えてきている」とチームの成長を実感している。

京都戦の舞台は、ホームの味の素スタジアム。今季はここでまだ未勝利だが、FC東京のファン・サポーターの声援は圧倒的だ。DFの森重真人も「今季はサポーターの方々の声量が違うように感じる」と話している。

ゴールデンウィーク中に開催される京都戦。親子限定スタジアムツアーもあるので、家族揃って観戦してもいいかもしれない。いずれにしても、悲願のJ1制覇を果たすためにも絶対に勝点3が欲しいゲームだ。

縦に速いサッカーが徐々に確立される中で勝点を積み上げ、チームとして自信を深めていければ優勝争いに加われるはずだ。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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