デトロイトに集結した2024年NFLドラフト参加者数は過去最多の70万人超え

2024年NFLドラフト【AP Photo/Paul Sancya】

デトロイトのダウンタウンで開催した2024年NFLドラフトには3日間で70万人以上のファンが詰めかけ、参加者数の新記録を樹立した。

ドラフト3日目(最終日)にあたる現地27日(土)に4巡目から7巡目の指名が行われる中、ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事がキャンパス・マルティウス公園でそれを明らかにした。

今年のドラフトで選ばれた選手たちがチームに貢献できたかどうかを知るのは何年も先になるが、デトロイトが何十万人ものファンを招き、5,000万人以上の視聴者に新しい街の姿を見せる機会を最大限に活用したことは間違いない。

モータウンの愛称で親しまれるデトロイトはミュージックシティとも呼ばれるナッシュビルが2019年に記録した3日間の動員数(60万人)を上回った。

リーグが10年にわたってさまざまな都市でドラフトを開催する中、デトロイトは1巡目指名が行われた木曜日に27万5,000人、2巡目を終えた時点で55万人のファンを動員し、5年前にナッシュビルで打ち立てられた初日と2日目の歴代最多参加者数を更新している。

NFLはデトロイトでのイベントに参加するファンに料金を請求しなかったが、満室となったホテルや満席となったバーやレストラン、ダウンタウン中心部の小売店など、来場者と周辺住民による経済効果は1億6,000万ドル(約252億9,520万円)を超えると予想されていた。

ライオンズの元ランニングバック(RB)ビリー・シムズは土曜日にウッドワード・アベニューの歩道に張ったテントの下で、自らが経営するレストランから出したバーベキューの売れ行きを好調に伸ばしている。

1980年ドラフトでライオンズから全体1位指名を受けたシムズは「ファンは素晴らしいし、ビジネスも好調だ。ここでドラフトが行われるのはミシガン州全体にとって素晴らしいことだ」とコメントした。

NFLはドラフトの開催に関心を持つ20以上のチームとある程度の交渉を行っており、特にスーパーボウルの開催地に選ばれる見込みのない寒冷気候の都市が関心を寄せている。

来年のドラフトはグリーンベイで行われる予定だ。

【RA】

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