さんま、運転手に噛みつきの後輩芸人にエール「『向上委員会』にとってはものすごいおいしい」

明石家さんま【写真:ENCOUNT編集部】

自ら噛みつくも歯3本が折れたと一部で報じられる

タレント・明石家さんまが27日、レギュラーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』(午後10時)に出演。酒に酔ってタクシー運転手とトラブルになったことが判明した2022年M-1グランプリ王者のウエストランド・河本太についてコメントした。河本は20日に酒に酔った状態で、乗車拒否されたと思い込んでタクシーを蹴り、運転手とトラブルになり、かみついた末に自身の歯3本が折れたと一部で報じられた。

顔に傷があり、仕事を休んでいる河本の話題になると、さんまは「(爆笑問題)太田(光)の奥さんね、(河本の所属事務所の)太田光代社長が『あのバカが』みたいな感じで怒ってらっしゃいましたけど」と笑いながら発し、「なんか蹴ってしもうて、酔うててね。手噛んだらしいね、相手のね。向こうがえらい怒って。顔に傷って、自分で(警察に)通報しとんねん。向こうからすると『ちょっと待て』やねんけども」と続けた。

河本と共演経験のあるさんまは「酒飲んで、ストレスもあるやろうから、仕方がないと思うねんけど」とフォローしつつ、「『(さんまのお笑い)向上委員会』にとってはものすごいおいしい。もっのすごいおいしいことやから」と早くも“ネタ”にする気満々。

「河本は『向上委員会でしかしゃべったことないし、向上委員会しかオレを扱ってくれない』言うて。あいつ、なんか1級免許もっとんねんな。建築かなんかの。(番組で話題にしたとき、相方の)井口(浩之)が『こんな話、テレビの前、興味ありますか』って」と、多くの資格を取得している河本の多才な一面を取り上げたこともあると振り返った。

さんまは「(河本の資格取得は)仕事がないとき、そればっかり勉強しとったから。それがやっぱり今忙しくて、いろいろストレスがたまったんか」と再び気遣うと、「これは別に裁判にもならずに済むから、ケガさえ治れば」と改めて徹底的にいじる構えを見せた。

今回の騒動を受けて太田社長は、ピンでも売れっ子の井口とのギャラ折半を取りやめるなど、きつい罰則を科したという。さんまは「太田社長がな、『甘やかしてしまってた』って。訳分からん。(ギャラ折半廃止は)河本、痛いやろな。殴られたほっぺより痛いやろな」と“できない方”キャラのがけっぷち状態を推測。「でも、あいつはいろんな特技持っとるから」と危機を脱する術はあるとし、「まあ、早く向上委員会来てほしいな。もう“撒き餌”やね。あの(芸人)連中がウワ~ッて」と再会時の光景を思い描いていた。ENCOUNT編集部

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