【早出し】致道博物館で特別展 国宝など大名酒井家の名宝並ぶ

旧庄内藩主酒井家に関する武具や美術品、歴史資料などを紹介した特別展=鶴岡市・致道博物館

 鶴岡市の致道博物館で27日、特別展「国宝展示 大名酒井家の名宝」が始まった。徳川四天王の筆頭・酒井忠次を祖とする旧庄内藩主酒井家に関する武具や美術品、歴史資料など約50点を紹介している。

 国宝は、忠次が織田信長、徳川家康それぞれから贈られた太刀などが並ぶ。3代忠勝が将軍家から拝領したとされる太刀は、初展示した。他に国の重要文化財の短刀、書など貴重な品々がずらり。大名の領地支配を証明する文書などもあり、訪れた人の目を引いている。6月17日まで。

 期間中はゲーム「刀剣乱舞ONLINE」とコラボレーションしたパネル展示やオリジナルカードのプレゼントのほか、刀匠・上林恒平さん(山形市)による刀身彫刻の実演など各種イベントを開催する。問い合わせは同館0235(22)1199。

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