群馬、カインズから出向の社長に批判殺到…イベントも中止。関係者「可哀想」

ザスパ群馬のゴール裏 写真:Getty Images

ザスパ群馬は今月27日開催の明治安田J2リーグ第12節で、V・ファーレン長崎に1-2と敗北。試合後、サポーターが赤堀洋社長らクラブ首脳陣に説明を求めるなど、騒動に発展する中、同クラブのスポンサーであるホームセンター大手の『株式会社カインズ』が、28日開催予定だったイベントの中止を発表。赤堀社長への批判が殺到しているほか、関係者が選手やサポーターを思いやっている。

群馬はJ2最下位に沈む中、ホームで長崎と対戦。一部報道によると、赤堀社長がクラブの成績不振について試合後にファン・サポーターへ説明する予定だったが、社長はファン・サポーターの前に姿を現さず。スタジアム周辺で4時間以上にわたり居残りを続けたサポーターに対して、今月30日に説明会を設けることが松本大樹強化本部長から伝えられたほか、選手や関係者はチームバスではなくタクシーでスタジアムを後にしたという。

このクラブの対応や赤堀社長への批判が相次ぐ中、カインズは「カインズ×ザスパ共創プロジェクト」の公式X(旧ツイッター)アカウントにて「4/28(日)にカインズ前橋吉岡店にて予定しておりました『ザスパ群馬応援缶発売記念イベント』は弊社都合により中止とさせていただきます」とアナウンス。

「楽しみにされていたお客様には突然の中止になりましたこと、誠に申し訳ございませんがご理解いただけますようお願い申し上げます」と謝罪しているが、「まあそうなるでしょうね」「長崎戦での居残りが原因?」「サポーターが居残りしてスポンサーが引いたパターンかな?」「クラブの存続に関わる問題」といった声が挙がっている。

また、群馬県出身のフリーアナウンサーであり、群馬OB氏原良二さんの妻である武藤乃子さんは、27日夜に「選手も可哀想だしサポーターも可哀想」と一連の騒動に言及している。一部では「説明すると試合前に約束していたのに、その約束を破った」という声も挙がっているだけに、カインズからの出向である赤堀社長の今後の対応に注目が集まる。

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