高校生で世界のランウェイを歩いたモデル・平井佑奈さんにスポットライト NYコレクションの思い出と次なる目標

岡山市の岡山学芸館高校をこの春卒業したモデル、平井佑奈さん18歳。「パリコレ」と並ぶ世界4大コレクションの一つ「ニューヨークコレクション」のランウェイを歩いた平井さんにインタビュー。

女子高校生で世界の舞台を歩く

2023年、「パリコレ」と並ぶ世界4大コレクションの一つ「ニューヨークコレクション」のランウェイを18歳で歩いたモデル・平井佑奈さん。世界のモデルの中でもほんの一握りしかチャンスをつかめない舞台で現役女子高校生として世界デビューを果たした。

ーー平井さんは2023年の9月にニューヨークコレクションという世界の舞台に挑戦をしたが、日本を飛び出し世界の舞台は?

平井佑奈さん:
普段はあまり緊張しないタイプ。やっぱりステージに立った時は頭が真っ白になって緊張した。初めての海外だったので戸惑うことも多くあった。うまくコミュニケーションが取れなかったり、ファッションショー自体も初めてだったので、ずっと緊張していた。

ニューヨークコレクションに歩いた時の衣装、実際に絵に描いてもらい説明してもらった。

平井佑奈さん:
すごい肩幅が大きくなったんですけど、大きな肌色のターバンを巻いて、その上に大きなリボンを身につけているので、ちょっとバレリーナっぽい。パンツはハーフパンツだったが、すごくカジュアルで着ていても動きやすく、すごく歩きやすい、ウォーキングしやすいなっていう印象でした。自分のランウェイを見ていただいて、自分の着ている服を見ていただけるすごいいい機会だったので嬉しかった。

平井さん「諦めずに好きを貫く」

世界を舞台に活躍する平井さん。幼稚園の頃、テレビで見たモデルの姿に憧れ、中学2年生でモデル事務所のオーディションを受けた。しかし、始めから順風満帆というわけではなかった。

平井佑奈さん:
何回か小学生の時にオーディションを受けて、諦めてできたらいいなくらいだったが、チャレンジし続けることは大切だなと思っていて、一発で合格して、すぐに東京の事務所に所属したわけではないので、諦めずに好きを貫くことは大切だと思う

家族みんな、応援する形が違うだけで背中を押してくれたという。

「父とは東京と岡山を行ったり来たりする中でも、一緒に行くこともあったりすごく支えてもらっているし、インスタグラムの投稿は、全部ではないが、ほとんど妹が撮ってくれているのですごく助かっている」と家族への感謝を話す。

ーー平井さんの母校である学芸館高校での撮影はいかが?

平井佑奈さん:
なんか不思議な感じ。実際に高校一年生の時にこの教室を使っていたので、ちょっと懐かしい。大きな行事が印象に残っていて、体育祭だったり文化祭だったり球技大会だったり、体を動かすこととか、みんなと協力して何かを作ることが好きなので、すごく印象に残っている。

「ガムテープを巻いて練習した」

平井さんの人生の転機となった物は「黒い靴」だ

平井佑奈さん:
この黒い靴がウォーキングレッスンをした時もランウェイを歩いた時もこの靴で、思い出の品、もっとモデル活動を頑張っていきたいと思ったきっかけの靴。ファッションショーの時は今回のデザイナーは靴までデザインしている人ではなく、黒いパンプスを持ってきてくれと言われてたので、私は実際にこの練習していたものを持っていき、履いた。ウォーキングはただ歩いているだけに見えるが、普段は使わない筋肉を使うので絶対に筋肉痛になるし、やっぱり擦れてくるので、かかとの靴擦れが激しく、ばんそうこうではどうもならなくなってきて、最終的にはガムテープを巻いて練習した。

「ガムテープ意外と良くて」とのことで、直接足にガムテープを貼り練習に挑んでいたとのことだった。

平井さんは次に“知られざる特技”を教えてくれた。

平井佑奈さん:
どこでも寝られる。モデルの仕事は待機時間も長いので座っている時にも寝られる。食べることが好きなので、おいしそうに食べることは得意。

食べることが得意ということで、スタッフから「エア食べ(食べるふり)」を見せてとお願いしてみるも、「恥ずかしいです!」と顔を真っ赤にして照れくさそうに笑い撮影現場の雰囲気を明るくした。

ーー4月から大学生、改めて目標は?

平井佑奈さん:
まずは皆さんに知ってもらえるよう、憧れてもらえるようなモデルになることが大きな目標。モデルを目指すきっかけとなった東京ガールズコレクションに出たい。(東京は)同じ目標を持っている人たちが集まる場でもあるので、自分のモチベーションをもっと上げて、体づくりだったり、ランウェイだったり鍛えていけたら。

(岡山放送)

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