筧美和子、俳優とグラビアは「両立が難しい」 約7年半ぶり写真集発売「今できる最大限」

囲み取材に応じた筧美和子【写真:ENCOUNT編集部】

食事後の撮影で素の表情

俳優でモデルの筧美和子が28日、都内にて、写真集『ゴーみぃー』刊行記念お渡し会に先がけて報道陣の囲み取材に応じた。同作にまつわるトークを展開した。

同作は、筧の約7年半ぶりの新作写真集。筧自身が企画し、写真家・佐内正史氏に撮影を依頼。昨年10月、六本木で開催された佐内氏の個展会場からスタートし、プライベートで通う五島列島の福江島やハナレグミのPV撮影で訪れた静岡、沖縄などで撮影を敢行した。「グラビアってなんだろう?」「写真ってなんだろう?」と答えのない答えを探しながら、時間をかけて何度も真摯(しんし)に撮影を重ねた。全256ページ。

同作について筧は、今回は今までと異なる「日常の合間合間で撮っていくようなスタイル」で撮影。「表には見せてこなかったような顔や姿がギュッと詰まっている」と言い、手がけた理由について「がっつりグラビアをやっていた時期から、5年くらい経つ。お芝居のほうに注力させてもらっていたのもあって……特にやめたわけでもないんだけど、うまく両立することが難しいとなっていたのもあった。ずっと頭の片隅に、長年やってきたグラビアで、自分らしい形を残したいな、とずっと思っていた」と話した。

お気に入りのカットは、すっぴんで撮影した裏表紙の1枚と、両手を腰に当て、谷間の線があらわになった1枚。「これは沖縄で撮ったんです。沖縄の撮影で、これまでだったら、けっこう節制して挑んでたんですけど、今回は素の表情が出たらいいなと思って、ご飯とかお酒とかも解禁した。撮影終わりに、ステーキ食べて、お酒飲んで、の後に撮ってる。本当に見たことのないような顔色に……」と照れ笑い。「唇もワイン色になっていたりする(笑)。解放しきった状態で撮った一枚」と手応えを口にした。

出来栄えを問われて「1兆点」と回答。「今自分ができる最大限のものを作れた。何よりすごく気持ちよくこの写真集を作れたのが……とても良かった。1兆点(笑)」と繰り返した。ENCOUNT編集部

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