【三春町は桜だけではない…歴史や文化も】VRやAR使って城下町の魅力を発信・福島

【大切に守られ…推定樹齢1000年超え!】福島を代表する「三春滝桜」が見ごろ

三春滝桜で知られる三春町、ただ魅力は桜だけはありません。

最新技術を使った、町の新たな魅力発信の取り組みに注目しました。

2024年も多くの人を魅了した「三春滝桜」は、日本三大桜にも数えられ、毎年20万人もの観光客が訪れるなど、町にとって大きな観光資源の一つとなっています。

ただ、三春町の魅力は「桜」だけではありません。

三春町産業課商工観光グループの大橋佳恵さんは「三春町が『城下町』として栄えてきた歴史や文化は、三春町オリジナルの魅力」と話します。

実は、三春町には、かつて戦国時代に築かれたとされる三春城があり、城下町として栄えてきた歴史があります。

その魅力を発信しようと町は最新技術を使った取り組みを始めていて、その一つが仮想現実=VRを使った「三春城VR」です。

専用のゴーグルを装着すると、仮想空間に再現された三春城の中を360度、見渡すことができます。

三春町産業課商工観光グループの大橋佳恵さんは「たくさんの方に当時の三春城、三春町の城下町を見ていただきたいという思いから、制作を開始したのがきっかけです」と話します。

最新技術を使った体験は、ほかにもあり、こちらは、拡張現実=ARを使った「城下町AR」です。

スマートフォンで専用アプリを無料ダウンロードし、特定の場所でかざすと現実の風景と重なって、城下町の街並みが蘇ります。

現在、町内には、この「城下町AR」を楽しめるポイントが7か所あり、町を周遊してもらうのも狙いの一つです。

三春町産業課商工観光グループの大橋佳恵さんは「桜だけではない、歴史や文化、様々な魅力があるということを今後もPRしていくために、体験コンテンツなど観光客の皆様が楽しめるツールを充実させていきたい」と話しています。

桜だけでなく、城下町としての歴史や文化など魅力が豊富な三春町。

VRやARの最新技術も活用することで、その魅力がさらに伝わっていきそうです。

(2024年4月26日放送「ゴジてれChu!第Ⅲ部」より)

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