GW2日目は京都や名古屋など30℃予想 今年初の真夏日が続出か 熱中症対策万全に

 ゴールデンウィーク2日目のきょう28日(日)の最高気温は、近畿から東北南部の内陸を中心に30℃を超えて今年初めて真夏日になる所がある見通し。また、東京都心と大阪28℃、仙台や盛岡でも27℃と季節を先取りする暑さが予想されている。

午前中から25℃超え続出

 ゴールデンウィーク2日目となるきょう28日(日)は、九州から北海道にかけて高気圧に覆われ、朝からよく晴れている所が多くなっている。日差しに加え、高気圧のふちを回って南からは平年より暖かい空気が流れ込んでいるため各地で気温が上昇。午前11時までの最高気温は、福島県伊達市梁川で28.9℃、群馬県沼田市では28.8℃を観測。東京都心でも午前中から26.8℃まで上がるなど、全国276地点で25℃以上の夏日になっている。

京都や名古屋30℃と今年初の真夏日予想

 このあとも広い範囲でよく晴れて気温が上がる見通し。最高気温は京都・岐阜・名古屋・甲府・前橋・福島など、近畿から東北南部の内陸を中心に30℃とそれぞれ今年初めて30℃以上の真夏日になりそう。また、東京都心と大阪は28℃、仙台や盛岡でも27℃など、6月から7月並みの季節を先取りする暑さが予想されている。

 まだ体が暑さに慣れていない時季のため、周囲と声を掛け合いながらこまめな水分補給を心掛けたい。風通しのよい服装を選び、室内ではまだ4月だからと暑さを我慢せず、適切に冷房を使用した方がいいだろう。
 また、大型連休中で車を使用する機会が増えている。外気温が高いと車内温度はさらに高くなるおそれがあるため、窓を開けたり空調を上手に利用したい。加えて、少しの間車から離れるだけでも、車内に小さい子ども、高齢者やペットなどは絶対に残さないよう気を付ける必要がある。

GW3日目も東日本や東北で暑さ続く

 ゴールデンウィーク3日目のあす29日(月)も東日本や東北南部では日差しに恵まれる見込み。最高気温は福島県会津若松市で29℃、前橋や甲府28℃、東京都心27℃など季節外れの暑さが続くため、熱中症対策を続けたい。
 ただ、西からは低気圧や前線が近づくため、西日本では本降りの雨が降りそう。九州や四国では激しい雷雨となるおそれがある。あさって30日(火)から5月1日(水)にかけては東日本や北日本でも暑さを冷ます雨が降りそうだ。

 2日(木)から5日(日)にかけては広範囲で青空が続き、行楽日和が戻る見込み。再び最高気温は25℃以上の夏日と汗ばむ所が多くなるため、雨のあとも熱中症など体調管理に気を付けて、連休後半を楽しんだ方がいいだろう。

(気象予報士・鈴木悠)

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