新三重漁協で「いせパラ」 地元の伊勢エビ、通常より安く 5月6日まで 長崎

三重地区の海域で取れた伊勢エビ=長崎市、新三重漁協活魚センター

 長崎市新三重漁協(柏木俊彦組合長、161人)は、同市三重町の同漁協活魚センターで、地元で取れた伊勢エビを通常より安く販売する初の催し「ときめき♡伊勢海老(えび)パラダイス」を開いている。担当者は「『いせパラ』の名前で親しんでほしい」とPRする。来月6日まで(毎日午前8時~午後5時)。
 伊勢エビ漁の最盛期は毎年3~5月と8~10月。以前は伊勢エビ料理を提供する近くの飲食店などと連携し、秋に催しを開いていたが、地域ぐるみでの開催が難しくなり、ここ数年は実施していなかった。今回、地産地消を進める市水産振興課が共催し、開催費用の一部を支援。漁が盛んな同市野母崎地区で秋に「祭り」があることから、初めて春に開くことにした。
 三重地区では年間約2800キロを水揚げ。重さは1匹300グラム~1キロ超で、他の地区に比べて取れる伊勢エビの大きさが幅広い。希望のサイズや予算に応じて購入しやすいのも特徴。催し期間中、通常より1割ほど安い1キロ6800円(税抜き)で販売する。
 同組合販売課長の松岡択弥さん(42)は「三重地区にも身が詰まった伊勢エビがたくさん揚がっている。元気な漁師も多く、活気あふれる活魚センターを、ぜひ訪れてほしい」と話した。同センター(電095.850.1587)。

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