春の褒章 京都府内から15人が選ばれる

ことしの春の褒章が発表され、全国で651人と14団体が選ばれ、このうち女性は181人が受章します。京都府内からは15人が選ばれました。京都府内の受章者のうち、農業や商業、工業などの業務に長年携わり、その道ひと筋に打ち込んできた人に贈られる黄綬褒章には、6人が選ばれました。科学技術分野での発明や発見、学術やスポーツ、芸術分野で優れた業績をあげた人に贈られる紫綬褒章に3人が選ばれました。また、産業の振興や社会福祉の増進などに優れた業績をあげた人に贈られる藍綬褒章には、6人が選ばれました。このうち、黄綬褒章に選ばれた京都市東山区の小田晋二さん (77歳)は、京陶人形の制作をデザインから型の作成、彩色など全工程をひとりで行う全国でも数少ない職人で、長年、京陶人形工芸協同組合の理事長を務めるなど、人形を通じて京都の伝統や文化を全国に発信し、業界の発展に貢献したことが高く評価されています。

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