現在最下位のシェフィールド・ユナイテッド、チャンピオンシップ降格が決定 ワイルダー監督「正しい方向に進めるように…」

写真:試合後、サポーターに拍手を送るシェフィールド・ユナイテッドの選手

現地時間4月27日、シェフィールド・ユナイテッドは敵地“セント・ジェームズ・パーク”でニューカッスルと対戦し、1-5と大敗。プレミアリーグからの降格が決定した。

シェフィールド・ユナイテッドの残留の望みは3試合を残して断たれることになった。現在、35試合で3勝7分け25敗と勝ち点16の獲得に留まっており、残留圏内の17位ノッティンガム・フォレストと勝ち点差「10」離れていることから、イングランド2部チャンピオンシップへの降格が決まった。

ニューカッスル戦では、アネル・アフメドジッチの得点で5分に先制し、前半を1-1で終えたものの、後半に大きくリードを許すことになった。この試合で5失点のシェフィールド・ユナイテッドはシーズン失点数が「97」に。プレミアリーグが38試合制になってからのシーズン最多失点記録をすでに更新しており、その数字をさらに伸ばす可能性がある。なお、トップリーグでのシーズン最多失点記録は、当時42試合制だった1993-94シーズンのスウィンドン・タウンが記録した「100」失点だという。

シェフィールド・ユナイテッドのクリス・ワイルダー監督は、チャンピオンシップ降格が決まったことを受け、以下のようにコメントを残した。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

「痛くてつらいが、我々は(結果を)受け入れなければならない。練習場でやるべきことが山ほどあるので、適切なプレシーズンを送る必要がある。シェフィールド・ユナイテッドは本当にいいクラブで、誰もが理解しているが、今シーズンは本当にひどいものだった」

チャンピオンシップ降格を受け、多くの選手の入れ替えが予想されており、今夏の移籍市場は「誰にとっても厳しい夏になる」としながらも、早くも来シーズンに向けて心構えを示している。

「私の契約はまだ1年残されているし、サポーターの皆さんも私を信頼してくれると思う。コーチ陣とともに正しい方向に進めるように熱意と決意を持って取り組みたい」

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