かつてアーセナルでプレーした経験を持つ元フランス代表DFのミカエル・シルヴェストル氏が、スポーツベッティングの予想サイト『bettingexpert』でインタビューに応じ、古巣アーセナルに“キラー”の獲得を進言した。
アーセナルのミケル・アルテタ監督はUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝でバイエルンに敗れた後、「我々にはシーズン30~40ゴールを決められるストライカーがいない」と発言し、現在のスカッドに満足していないことを示唆した。
これについて、シルヴェストル氏は「今シーズンのゴールはいろいろな選手から生まれている。ブカヨ・サカ、マルティン・ウーデゴール、レアンドロ・トロサール、ガブリエウ・マルティネッリ。“9番”の選手ではないカイ・ハヴァーツやガブリエウ・ジェズスもゴールを決めている」とコメントし、多彩な得点パターンを有していることには評価を与えた。
一方で「ゴール前に“シリアルキラー”(連続殺人鬼)がいれば、チームはより助かっただろう」とも語っている。
そしてシルヴェストル氏は、この問題を解決する存在として、ナポリのナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘン、アストンヴィラのイングランド代表FWオリー・ワトキンズの名前を挙げ、次のように評した。
「オシムヘンとワトキンズはアーセナルで30~40ゴールを決められるストライカーだと思う。アーセナルの他の選手が提供する“サービス”に目を向ける必要がある。質の高いストライカーは自分でチャンスを作り出せるが、アーセナルでは“サービス”も受けられるからね」
オシムヘンは昨シーズンのセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、一方のワトキンズも今シーズンのプレミアリーグで19ゴール10アシストの好成績を残しているが、彼らがアーセナルに移籍した場合は、ウーデゴールを始めとする周囲のアシストによりさらに得点力を高められるという意見だ。
また、アーセナルはクリスタルパレスのフランス人MFマイケル・オリーセとイングランド代表MFエベレチ・エゼの獲得も目指しているとされている。シルヴェストル氏はこの2選手の大ファンでもあるようで、アーセナルへの移籍を熱望していることも明かしている。
「オリーセもエゼも質の高い選手だ。どちらもアーセナルにフィットできると思う。チャンスメークもできるし、ゴールを決めることもできる」
ただし「彼らにはアーセナル以外にも多くの“求婚者”が現れるだろう」とも言及し、今夏、争奪戦が展開されることを示唆した。