ビルズが元RBフランク・ゴアの息子でドラフト外FAのRBフランク・ゴアJr.と契約

フランク・ゴアJr.【AP Photo/Julio Cortez】

2024年NFLドラフトが終わった瞬間を利用して、バッファロー・ビルズが2019年にチームに所属し、将来の殿堂入りが確実視されているランニングバック(RB)の息子を迎え入れている。

現地27日(土)、ビルズがドラフト外フリーエージェントのRBフランク・ゴアJr.と契約すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウォルフが情報筋の話をもとに報じた。

ゴアJr.の父親であるフランク・ゴアSr.はNFL史上3位となる1万6,000ランヤードという記録を残し、2020年にその傑出したキャリアに幕を閉じた。

4,022ランヤード、タッチダウン26回を記録するなどして活躍したサザンミシシッピ大学ゴールデンイーグルスでの4シーズンを経て、ゴアJr.はプロ入りしようとしている。

身長約173cm、体重約91kgのゴアJr.はバックフィールドから抜け出してパスゲームで貢献することも可能だ。その血統を考えれば当然かもしれないが、ゴアJr.はランニングレーンを見つけることを得意とし、忍耐力と視野の広さも併せ持っている。ゴアJr.は俊敏だが、速さだけではなく、その爆発力とビッグプレーでのスピードも注目に値すると言えよう。

ゴアJr.はドラフト4巡目指名を受けたケンタッキー大学出身のレイ・デイビスと共に、ジェームス・クックがけん引するRB陣に加わる。ロースター入りを果たすことができれば、ゴアJr.には技術を磨く時間が与えられるだろう。昨季にランで7位につけたビルズのオフェンスでは、今季もクックと、リーグの中でも特にランプレーで印象的なパフォーマンスを見せるクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンが多くのキャリーを記録すると見られている。

ゴアJr.がパスプロテクションを向上させ、パスキャッチ能力を補った状態でフィールドに立つことができれば、チェンジ・オブ・ペースを披露し、第3ダウンの役割を担うことになるかもしれない。

キャリア通算で5回プロボウルに選出され、最後から2番目のシーズンにビルズの一員として599ランヤード、タッチダウン2回を記録した後、フランク・ゴアSr.は16シーズンにわたるキャリアに幕を閉じた。それから数年を経て、フランク・ゴアJr.は自分自身のNFLキャリアをビルズで始めようとしている。

【RA】

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