ウエンツ瑛士 報道番組の姿勢に苦言 パパ活議員辞職ニュースの扱いに「他のことを忘れさせる流れがあるような」

 ウエンツ瑛士

 タレントのウエンツ瑛士が、28日放送のフジテレビ系バラエティー「ワイドナショー」に出演。「パパ活」などの疑惑を含む不倫問題を報じられたことを受けて議員辞職した元防衛副大臣・宮沢博行氏のニュースに関し、報道番組の取り扱い方を批判した。

 番組で宮沢氏の辞職について報じた際、コメントを求められたウエンツは「本当に言いづらいんですけど」と前置きしつつ、「ワイドショーとかこの番組とかでニュースバリューがあるのは分かるんですけど、普段の報道のニュースでもすごく大きくやってて、僕はすごい違和感があって」と発言。「この(事件の)内容とニュースの大きさって全く比例してないなって言うか…」と話した。

 さらに「めっちゃ面白いとは思うんです。何でもしゃべってくれるし」と興味自体は持っていることも口に。その上で「今やらなきゃいけないニュースがめちゃくちゃある中、これを大々的にやってるのは、僕がすごい気になりましたね。必要あるのかなって」と疑問を呈した。

 さらに「政治資金規正法の新しい自民党案が出たとか、そういうの本当にちょっとしかやらなくて、これをずっと追いかけてやってるっていうのは、報道の番組でそれは必要ないだろうと思うんですよ」とバッサリ。「これを最初にやって、長々やるっていうのは、何か政治が良くなっていく流れの中の一個とは思えないし、むしろ他のことを忘れさせるような流れがあるような気がして」と持論を展開した。

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