パナソニックオープンレディース最終日
女子ゴルフの国内ツアー・パナソニックオープンレディース最終日が28日、千葉・浜野GC（6669ヤード、パー72）で行われ、首位で出た天本ハルカが通算19アンダーでツアー初優勝を飾った。7バーディー、1ボギーの66で回り、1998年度生まれの「黄金世代」では15人目の優勝。5度目のプロテスト受験で合格した苦労人が逃げ切りで栄冠を手にした。
今週の優勝者は天本だった。4位に2打差をつけ、尾関彩美悠、佐久間朱莉と並ぶ首位でスタート。3番でバーディーを奪うと、8番からエンジン全開だ。怒涛の5連続バーディーで2位に4打差の単独首位。13番でボギーを叩き、残り3ホールを1打差で迎えた。17番のバーディーパットを決めてガッツポーズを決めた。
2打差で迎えた18番パー3は第1打を右バンカーへ。それでも笑顔を絶やさず、ピン手前約3メートルにアプローチ。シビアなウィニングパットを沈めると、力強く右拳を握った。笑顔で同伴競技者とハグ。グリーン周りの観客から大きな拍手を浴びた。
福岡出身。8歳でゴルフを始め、2021年に5度目のプロテスト受験で合格した。男子ツアー通算16勝を誇るレジェンド・伊澤利光に師事。昨季はメルセデス・ランク43位で初シードを獲得した。今季はこの試合の前まで8試合に出場し、6度のトップ10入りはツアー全体1位。メルセデス・ランクも5位と安定した実力を見せていた。
2打差の2位に蛭田みな美、岩井千怜、尾関彩美悠。3打差の5位に河本結、竹田麗央が続いた。
＜黄金世代の優勝者（国内女子ツアー）＞※（）数字は優勝回数。畑岡、勝みなみはアマチュア時代の各1勝も含む
小祝さくら（10）、勝みなみ（8）、渋野日向子（6）、畑岡奈紗（5）原英莉花（5）、大里桃子（2）、新垣比菜（1）、河本結（1）、浅井咲希（1）、植竹希望（1）、高橋彩華（1）、吉本ひかる（1）、小滝水音（1）、臼井麗香（1）、天本ハルカ（1）
THE ANSWER編集部
