チャイナカウンシル円卓会議、中国海南省で開催

チャイナカウンシル円卓会議、中国海南省で開催

25日、海南省海口市で開かれたチャイナカウンシルの円卓会議。(海口=新華社記者/陳子薇)

 【新華社海口4月28日】中国の環境と開発に関する国際協力委員会(チャイナカウンシル)の円卓会議が25日、海南省海口市で「ブルーエコノミー(海洋経済)が美しい海南を助ける」をテーマに開かれた。

 会議では、海南省共産党委員会の馮飛(ふう・ひ)書記が、海南は今回の会議を契機に周辺各国と洋上風力発電や水素エネルギー、エネルギー貯蔵などクリーンエネルギー関連の産業・供給網での協力を深め、地域のエネルギー変革と炭素市場取引を共に推進し、世界の気候変動対応に貢献していくとあいさつした。

 委員会の事務局長を務める生態環境部の趙英民(ちょう・えいみん)副部長は、グリーン(環境配慮型)・低炭素転換を加速させ、生態環境の質を持続的に改善し、低炭素排出型の自由貿易港を建設する海南省の取り組みを同部が引き続き支援していく方針を示した。

チャイナカウンシル円卓会議、中国海南省で開催

25日、海南省海口市で開かれたチャイナカウンシルの円卓会議。(海口=新華社記者/陳子薇)

 出席者らは、二酸化炭素(CO2)排出量の30年までの減少転換、60年までの実質ゼロを目指す「双炭」目標の達成に寄与する持続可能なブルーエコノミーや海洋性気候にレジリエント(強じん)な都市の建設における課題とイノベーション、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の実施促進、海洋生物多様性の保護などについて議論した。

 会議には、内外の委員会委員や専門家、海南省関連部門の代表ら200人以上が出席した。(記者/陳子薇)

チャイナカウンシル円卓会議、中国海南省で開催

25日、海南省海口市で開かれたチャイナカウンシルの円卓会議で発言する出席者。(海口=新華社記者/陳子薇)

© 新華社