OPP袋(おーぴーぴーぶくろ)

「OPP袋」の意味

「OPP袋」(おーぴーぴーぶくろ)とは、グッズ類を「お取引」などで梱包する際に使用される薄手のビニール袋のことである。基本的にグッズを直に入れる袋のことを指す。
100円ショップで手に入れることができるほか、専門店も存在している。

「OPP袋」の由来・語源

正式名称は「オリエンテッドポリプロピレン(Oriented Polypropylene)」であり、「OPP」というのは略称である。一般的な「ビニール袋」と比べて、透明度が高く、パリッとしたコシがあり、袋自体が伸縮しないのが特徴的な袋だ。ラッピング用の袋として使用されることが多いため、大きさもさまざまある。また他にもダイレクトメールの透明な封筒として使用される、口にテープがついた形態も存在している。

そんな中で「OPP袋」には現像した写真を保管するための形態が存在している。
一般的な写真を収納するものは「L版写真サイズ」と呼ばれており、元々存在していたものである。近年ではフィルムカメラ・チェキの再ブームもあって「現像した写真を保管する」というニーズも増えており、そのためか、100円ショップでも「L版写真用」として安価で手に入るものが多い。

そしてそこへ「推し活」「オタ活」ブームが到来する。撮影した写真・ブロマイドを保管する目的はもちろん、持ち歩く、誰かに渡す、郵送するという需要が発生することになる。これは推測に過ぎないが、元々「OPP袋」を使用していた・存在を知っていた人が「オタ活」にも流用したことから広まったのではないだろうか。

そして、100円ショップや元々「OPP袋」を製造していたメーカーがブームに目を付け、「写真」以外にも「缶バッジ」や「ミニ色紙」など「オタ活専用のOPP袋」まで販売されるようになったのである。一例をあげると、パッケージなどを製造しており、「オタ活」界隈でも有名な「袋の王国」では、「L版写真サイズ」ではカバーしきれないさまざまな形態のグッズを収納できる「OPP袋」を販売しており、一覧ページも作成されている。

「OPP袋」の活用

▼「お取引」で使用される場合
「OPP袋」にグッズを入れ、「折れ」などの対策を施し、雨天の際などの「水濡れ防止策」をするのが一般的なルールとなっている。これは人によってまちまちだが、グッズがはみ出さないことを前提に、専用のものではない「OPP袋」を使用している場合もある。なお「水濡れ防止策」には「テープ付きのOPP袋」が使用されることがあるが、こちらはこの場合「水濡れ防止策」とし「OPP袋」とは呼称しない。

▼保管、持ち歩く場合
「写真」や「缶バッジ」の保管・持ち歩きをする際に「OPP袋」を使用する人もいる。
「写真」の場合、アルバムに入れたり持ち歩き用に「硬質ケース」に入れたりすることが多い。しかし、これらに併用できる「OPP袋」というのは限りがある。場合によってははみ出したり、入らなかったりするので注意したい。「缶バッジ」に関しては「缶バッジ用のOPP袋(主にテープ付き)」に収納し、引き出しやケースに収納する方法が一般的である。

▼「現地手渡し」で使用する場合
この場合、会場にグッズを持ち込むケースとその場で買ったものを渡すケースがある。
前者の場合、事前に家で「OPP袋」に収納して持ち込むことが多い。これは一般的に考えてみてほしいのだが、誰かに何かを渡す際「そのまま」渡すということはあまりないことである。それと同様と考えると良いだろう。
後者の場合、元々使用されていた袋で渡すという手段ももちろんあるのだが、こういった場合のランダムグッズは中身が見えない仕様になっているため、間違いを防ぐという意味合いでも使用されることが多いのだろう。

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