中国のチェーンホテル数、23年末時点で9万軒超す

中国のチェーンホテル数、23年末時点で9万軒超す

24日、第13回中国ホテル文化祭の開幕式。(紹興=新華社配信)

 【新華社杭州4月28日】中国浙江省紹興市でこのほど、第13回中国ホテル文化祭が行われ、「2024年中国ホテル業発展報告」が発表された。

 中国のチェーンホテルは2023年末時点で9万600軒に上り、2022年(7万1千軒)より28.0%増加した。客室数ベースで計算すると、中国のホテルのチェーン化率は昨年の38.8%から41.0%に上昇し、中でもミドルレンジとハイエンドホテルのチェーン化率はともに55.0%を超えた。

 中国の宿泊施設数は2023年12月末時点で約61万軒、うちホテルは約32万軒。ホテルの客室数は約1650万部屋、うちチェーンホテルの客室数は676万部屋だった。

 全国の飲食店・ホテルが加盟する業界団体、中国飯店協会ホテルデジタル化専門委員会の胡昇陽(こ・しょうよう)常務副理事長は、チェーン化とブランド化が中国ホテル業の発展のすう勢になっているとし、先進国ではホテルのチェーン化率が60.0%以上に上ることから、中国はホテルのブランド化で依然として大きな余地があるとの見解を示した。

 今年に入り、活況が続く休日消費がサービス業と経済の回復を力強く支え、宿泊業全体が持ち直しつつある中、新たな動きも見え始めている。

 中国飯店協会などが共同で発表した「2024年中国ホテルグループおよびブランド発展報告」では、今年もデジタル化がホテル業の発展の主流になると予測した。十数年にわたる急速な発展を経て、エコノミーホテル業界は伸びが鈍化し、ミドルレンジホテルの競争は激しくなるとの見通しを示した。

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