“人”を撮った巨匠たちの名作がズラリ『フジフイルム・フォトコレクションII』開幕

By CAPA編集部

富士フイルムグループの創立90周年を記念して『フジフイルム・フォトコレクションII』が2024年4月26日に開幕しました。

富士フイルムは、「写真文化を守る」という一貫した基本理念に基づいて国内外の写真家による作品を収集しています。2014年には創立80周年を記念して、日本の写真史を飾る国内写真家の作品を『フジフイルム・フォトコレクション』として収集・公開しました。それに続く今回の『フジフイルム・フォトコレクションII』では「人を撮る」をテーマに、20世紀の世界写真史に名を連ねる海外写真家20名のオリジナルプリントを新たに収集。全53点を本展で展示します。

写真術の誕生における最大の動機であり、写真の原点であったとされる人物写真。「人を撮る」ことは、写真の普遍的なテーマともいえるでしょう。会場には、著名な海外写真家たちによる人物写真の名作・傑作が並びます。歴史的価値の高い作品群を間近に見ることができる貴重なチャンスです。

フォト・ジャーナリズムの歴史に大きな足跡を残したW. ユージン・スミスの作品《楽園への歩み, 1946年》
「近代写真の父」と呼ばれるアルフレッド・スティーグリッツの作品《三等船室, 1907年》(右) と、アメリカを代表する女性写真家の一人であるイモージン・カニンガムがスティーグリッツを撮影した作品《アルフレッド・スティーグリッツ, 1934年》(左)

会場には、富士フイルム90年の歴史を築いたフィルム&カメラの年表も展示されています。こちらも要チェック!

■出展写真家

アンセル・アダムス、マヌエル・アルバレス・ブラボ、ハリー・キャラハン、アンリ・カルティエ=ブレッソン、イモージン・カニンガム、ブルース・デヴィッドソン、エリオット・アーウィット、ウォーカー・エヴァンズ、エメット・ゴーウィン、石元泰博、ユーサフ・カーシュ、ジャック・アンリ・ラルティーグ、スティーヴ・マッカリー、アーノルド・ニューマン、マーティン・パー、セバスチャン・サルガド、アウグスト・ザンダー、W. ユージン・スミス、アルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・ウェストン

富士フイルムグループ創立90周年記念コレクション展『フジフイルム・フォトコレクションII』世界の20世紀写真「人を撮る」

会期 2024年4月26日 (金) ~5月16日 (木)
会場 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1・2
住所 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウエスト1F フジフイルム スクエア内
時間 10:00〜19:00 (最終日は14:00まで、入館は終了10分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ フジフイルム スクエア (TEL 03-6271-3350)

〈撮影〉中丸ひなこ

Amazonギフトカードが当たるアンケート実施中! 写真をプリントしてますか?

© 株式会社ワン・パブリッシング