学歴詐称に精神的虐待、パワハラまで…『サイコ』女優ソ・イェジ、“笑顔”での復帰示唆に賛否両論

ドラマ『サイコだけど大丈夫』で知られる女優のソ・イェジが約2年ぶりに近況を公開し、復帰の狼煙を上げた。だが、世間の反応は芳しくない。

ソ・イェジは4月26日、インスタグラムアカウントを開設し、近況写真を投稿。作品や広告、雑誌の撮影ではなく、日常写真だった。

公開された写真のソ・イェジは、ライトブルーのシャツとデニムで爽やかな装い。知人のスタイリストと抱擁し、明るく笑っている。スタイリストとの出会いは単純な親睦会なのか、復帰のための準備するのか、関心を集める。

世間は賛否両論

(写真提供=OSEN)ソ・イェジ

ソ・イェジは昨年11月、芸能事務所ゴールドメダリストとの専属契約が終了したため、現在はフリーの状態だ。そんななかで近況を公開し、復帰の動きを見せたことに対して、ネット上でさまざまな反応が上がっている。

「図々しい」「厚かましい」「過去の疑惑だけでも、一体いくつあるのか」「復帰するということ自体が驚くべきだ」など、一部が否定的な反応を示すなか、「罪を犯したわけでもなく、物差しがとても厳しい」「帰ってきてくれて、とても嬉しい」「早くドラマで見たい」といった歓迎する雰囲気も存在する。

ただ、厳しい声も致し方ないのだ。ソ・イェジは過去、3つの疑惑で物議を醸したからだ。

2021年、ソ・イェジは元恋人だった俳優キム・ジョンヒョンを“ガスライティング”(精神的虐待の一種)したという疑惑に巻き込まれた。キム・ジョンヒョンは2018年のドラマ『時間』の製作発表会で、無表情と誠意のない態度を貫き、共演者の少女時代・ソヒョンに対して不誠実な態度を取ったと物議を醸した。その後、キム・ジョンヒョンは健康上の理由で同作から途中降板した。

当時、キム・ジョンヒョンの態度が恋人であるソ・イェジの“操縦”によるものだという疑惑が膨らんだ。これにソ・イェジ側は、「ソ・イェジのせいではないことが明確に確認された。キム・ジョンヒョンからソ・イェジにキスシーンを撮影するなという要求する会話があった。恋人同士の俳優たちの間でよくある愛情争いと見られる」という立場を明らかにしていた。

結局何も釈明していない

(写真提供=OSEN)ソ・イェジ

世間はガスライティング“疑惑”だけでも大きな衝撃を受けたが、その上、学歴詐称、いじめ、スタッフへのパワハラと、数々の疑惑が噴出する事態にまで発展してしまった。

その後、ソ・イェジは突然姿を消すことに。主演映画『君だけが知らない』のマスコミ向け試写会もドタキャンし、共演者のキム・ガンウが一人で出席するなど、関係者たちに迷惑をかけたこともある。

疑惑に対して所属事務所は「事実無根」と言い張ったが、ソ・イェジの口からは何も語られず、“潜伏”してしまったため、騒動は尾を引いた。その後、ソ・イェジは10カ月もの時間空けて謝罪し、2022年のドラマ『イブの罠』で復帰したが、酷評が続き、良い反応を得られなかった。

新たなインスタアカウントに投稿した写真では、何事もなかったかのような晴れやかな笑顔を見せているソ・イェジ。このまま自らの口でキッパリと疑惑を否定せずに復帰するのだろうか。

そしてその“やり方”は世間に受け入れられるのだろうか。今後も動向に注目が集まる。

(記事提供=OSEN)

◇ソ・イェジ プロフィール

1990年4月6日生まれ。2013年のドラマ『ジャガイモ星』でデビュー。『夜警日誌』(14)、『ラスト・ゲーム~最後に笑うのは誰だ?!』『パパはスーパースター!?』(15)、『ファンタスティック・クラブ』『君を守りたい~SAVE ME~』(17)などに出演。2020年のドラマ『サイコだけど大丈夫』で、強烈な絵本作家コン・ムニョンを演じたことでブレイクするも、2021年に元恋人で俳優のキム・ジョンヒョンを精神的虐待していた疑惑などが囁かれ、活動を休止。2022年のドラマ『イブの罠』で復帰するも、2023年末に事務所を退所し、フリーとなった。

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