「帰る自宅がなく寒くて交番にいた」広島市繁華街の交番で内側からかぎをかけ警察業務を妨害した男を現行犯逮捕

広島市の繁華街の交番で28日、交番入口に鍵をかけて警察官の業務に支障を生じさせたとして会社員の男が現行犯逮捕されました。

不退去、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕されたのは、広島市中区に住む28歳の会社員の男です。

警察によりますと、男は28日午前7時ごろからおよそ15分間にわたって、警察官から退去するよう求められたにもかかわらず、広島市中区の新天地交番内にとどまって退去せず、警察官の遺失届業務に支障を生じさせるなど業務を妨害した疑いが持たれています。

警察の調べに対して男は容疑を認めたうえで、「帰る自宅がなく、寒かったので交番にいた。警察官の態度に腹が立った」などと話しているということです。

男は、警察官が事件処理で外出している間に交番内に入り交番入口に内側から鍵をかけて、警察官が外出先から交番に戻った際には中に入れない状態になっていたということです。

男は当時酒に酔っていたということで、警察がいきさつを調べています。

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