参戦1年目、福井ブローウィンズがB2昇格決定 バスケB3プレーオフ準決勝 徳島に96-86

男子プロバスケットボールリーグB2への昇格を決め、観客にあいさつする満田主将(中央)ら福井ブローウインズの選手=4月28日、福井市の福井県営体育館

 バスケットボールBリーグ3部(B3)の福井ブローウィンズは4月28日、福井市の福井県営体育館でB2昇格を懸けたプレーオフ準決勝の第2戦に臨み、徳島ガンバロウズに96-86で逆転勝ちした。2連勝で来季の昇格を決め、今季最多の3965人が詰めかけた会場は興奮の渦に包まれた。

 福井は今季からB3に参入。初年度でのB2昇格は、2021~22年シーズンを制した長崎ヴェルカ(現B1)以来となる。

 前日の第1戦は徳島に大勝した福井だったが、この日は後半に一時10点差をつけられるなど苦戦を強いられた。残り1分24秒でトレイ・ボイドがフリースローを3連続で沈めて86-86の同点とすると、残り50秒で細谷将司の3点シュートで勝ち越し。レギュラーシーズン1位の地力をみせた。

 試合後、選手たちは観客とハイタッチして喜びを分かち合った。満田丈太郎主将(北陸高出身)は「かなり冷や冷やしたが、これぞバスケ」とBリーグの醍醐味(だいごみ)をアピールした。

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 プレーオフ決勝は5月4日から越前市アイシンスポーツアリーナで行われ、対戦相手はレギュラーシーズン3位の鹿児島レブナイズに決まった。

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