春の妖精 桜と競演 5月6日までカタクリ回廊

カタクリとオオヤマザクラが見頃を迎えている安ケ沢群生地

 西和賀町内でカタクリが見頃を迎えた。群生地では遅咲きの桜も咲き、紫色の“春の妖精”と薄紅色の花の競演を楽しむことができる。

 同町内には銀河の森、安ケ沢、無地内と群生地が3カ所ある。このうち同町沢内字川舟の安ケ沢群生地では、紫色の花を咲かせたカタクリが地面を覆い、オオヤマザクラも満開。群馬県から訪れた人(78)は「写真が趣味なのでここに来るのを楽しみにしていた。桜もきれいで、いいタイミングだった」と笑顔を見せた。

 町は開花時期に合わせ、群生地などをPRする「西和賀カタクリ回廊」を5月6日まで開催。町内のカタカゴ・ヒルズカフェ(沢内字川舟)、111coffee(間木野)、ネビラキカフェ(川尻)の3店舗ではカタクリ写真コンテストの応募作品を、古民家ギャラリー「ツキザワの家」(槻沢)と湯夢プラザ(川尻)では「春の山野草パネル」を来月6日まで展示している。

© 岩手日日新聞社