第32回葉山芸術祭、5月12日まで開催 逗子市・葉山町

ぎっしり埋まった客席(上)と、かもめ児童合唱団のステージ

葉山町を中心に逗子市や横須賀市など周辺地域も会場として、アートや音楽のイベントが繰り広げられる「第32回葉山芸術祭」が、5月12日(日)まで開催されている。

開幕日の4月20日は森山神社(一色)の参道にショップやワークショップ、地元の店による飲食店の屋台が並んだ。境内の一色会館ではDJパフォーマンスが行われ、音楽で会場を沸かせていた。夕方に近づくにつれ、ステージ前の観客席は徐々に埋まり、午後4時過ぎから始まった「かもめ児童合唱団」のライブが始まる頃には、ほぼ満席状態。子どもたちの元気な歌声に大きな拍手が送られた。

展示企画は100以上

期間中は町内外の施設や個人宅、スペースで展示、ワークショップ、販売会など100以上の企画が開かれている。

森戸大明神境内には写真家/ブルース・オズボーンさんがこれまで撮影してきた9500組の親子写真から葉山に在住する親子の写真を選んで貼られた、巨大パネルが設置されている=写真下。

葉山町制100周年PR大使のミューシーは期間中、町内のさまざまな所に出没し、町民と一緒に写真を撮ってSNSにアップしてもらう「Myusyと一緒に写真撮ろ!」で参加する。

会期最後の5月11日(土)、12日(日)は再び森山神社で「青空アート市」が開かれる。ハンドメイドや、こだわりのものを扱う店が各日69店参加。来場者の舌を唸らせる飲食屋台も20以上出店する。

葉山芸術祭実行委員会の小田乃梨さん=人物風土記で紹介=は、「ガイドブックを片手に町を散策しながら多くの企画を見て回っていただき、新しい発見を楽しんでもらえたら」と祭りの楽しみ方を紹介する。

ガイドブックは葉山図書館、町役場(教育委員会)、葉山しおさい公園・博物館、葉山一色郵便局などに設置されているほか、同イベントの公式ウェブサイトからダウンロードもできる。

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