間宮祥太朗『アクマゲーム』視聴率急落“爆死”を招いた原作改変 バトル頼み状態の古川琴音のムダ使い

間宮祥太朗(C)ピンズバNEWS

間宮祥太朗(30)主演の連続ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系/日曜よる10時30分)の第4話「百金争奪」が、4月28日に放送される。初回の平均世帯視聴率は5.7%(すべてビデオリサーチ調べ/関東地区)という数字でスタートしたが、2話、3話は3.7%と爆死状態となっている。

本作は、原作・メーブ氏と作画・恵広史氏による同名コミック(講談社)のドラマ化。99本集めると、この世のすべてを手にすることができるといわれる“悪魔の鍵”をめぐり、命がけの頭脳バトルを繰り広げるサバイバル・エンターテインメント。劇中のバトルでの駆け引きは好評のようだがーー。

4月21日放送の第3話「五印一当」は、織田照朝(間宮)の前に、自分が中学生の時に父・清司(吉川晃司/58)を殺した、考古学者・崩心(小澤征悦/49)の情報を知っているという、天才ギャンブラー・上杉潜夜(竜星涼/31)があらわれるが、「ゲームで勝ったら教えてあげる」と挑発して去っていく。

後日、会社の資金繰りで奔走していた、初(田中樹/28)に、生成AI「おろち」に興味を持ったある投資会社から連絡が来る。また、悠季(古川琴音/27)から照朝に、上杉潜夜が宮ノ内グループの会長をアクマゲームで破り、経営権を譲渡させたという知らせが。照朝は会長室に乗り込み、潜夜に勝負を挑むが……という展開。

視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《3話はゲームに緊張感があって、心理と策とダマシ合いでおもしろかった》などと、ゲームでの息詰まる心理戦は評価が高い。だが視聴率は低く、配信サービス・TVerのお気に入り登録も40万(4月27日18時現在)と、深夜ドラマに負けている状況だ。

■原作を改変した意味は……

「バトルシーンはともかく、ドラマパートが薄いんです。照朝の中学からの友人・悠季(古川)、初(田中)ともに、背景がちゃんと描かれていないし、人物描写シーンも少ない。これらをもっと描いていれば、バトルがさらに盛り上がるはず。演技派の古川を起用しているのに、もったいないですね」(ドラマライター/ヤマカワ)

実は、登場人物には原作から大幅な改変がされている。主人公の照朝は、高校3年生から27歳のフリーターに変更。そのため、照朝のクラスメイトで自動車部品工場・真鍋製造の娘だった悠季、斉藤総理の息子で19歳だった初も、同様に27歳に変更されている。古川、田中の存在感のなさは、そこにあるのかもしれない。

「さすがに、間宮らに高校生役は無理があると、日本テレビ側が考えたのかもしれませんね。ただ、悠季も初もいるだけの存在になっていて、今のところこの改変に良い効果があったように思えません。3人がほぼ新キャラになったことで、これから新たな展開があるのでしょうが……」(前同)

X上で、バトルシーンは今のところ好評だ。これで、ドラマパートが盛り上がれば、爆死状態から抜け出せるかもしれない。今後の展開に期待したい。

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