新GMに引退した熊本比奈さん、Vリーグ女子のカノアラウレアーズ福岡が新体制発表 新主将にセッター大西風歌

カノアラウレアーズ福岡の新ゼネラルマネジャーに就任した熊本比奈さん(カノアラウレアーズ福岡提供)

バレーボールVリーグ女子3部(V3)のカノアラウレアーズ福岡(本拠地・福岡県福智町)は28日、今季限りで現役を引退した熊本比奈さん(28)のゼネラルマネジャー(GM)就任を含む新体制を発表した。カノアはV3に参入した今季(2023~24年シーズン)を4チーム中3位で終えた。リーグは今秋開幕の24~25年シーズンから「SVリーグ」と「Vリーグ」に再編され、カノアはVリーグに参入する。なお、ホームアリーナは同県の田川市総合体育館。

新体制では森田亜貴斗監督(42)が今季に続いて指揮を執り、セッターの大西風歌(23)が熊本さんに代わる新キャプテン、今季最優秀新人賞に輝いたオポジットの湊ひかり(25)が副キャプテンに就く。

また、一般社団法人だった従来よりも体制を強化するため、3月に運営会社「カノア」を設立。福岡県で唯一の女子Vリーグチームとして、当面の目標である「Vリーグ優勝」「SVリーグ参入」へ向けた強化にとどまらず、より地域に根差した活動にも尽力する。

中村恭輔社長(39)は「今後も『助け合いの精神』を行動理念の大きな柱として、スポーツエンターテインメントを通して地域社会に貢献し、子供たちに夢を与え、多くの皆さまからご支援、ご声援をいただけるよう活動してまいります。これまでチームを運営しておりました『一般社団法人カノアスポーツ振興会』は、引き続きアカデミー事業、普及・育成活動を行ってまいります」と今後の方針を示した。
(西口憲一)

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