見渡す限り青の世界 “ネモフィラ”が満開に!茨城県の国営ひたち海浜公園 (茨城県 ひたちなか市)

様々なメディアで紹介される有名なネモフィラ鑑賞スポット茨城県の国営ひたち海浜公園では、今がネモフィラの見頃の後半を迎えています。

圧倒されるほど一面に広がる 青いネモフィラの世界!

みはらしの丘 撮影/2024年4月21日 (写真: 公園財団)

国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」では、約530万本のネモフィラが見頃(後半)となり、連日多くの来園者でにぎわっています。ちょうど今が見頃で、5月4日まで花数が比較的多い状態でお楽しみいただける見込みだそうです。

唯一無二のネモフィラの丘ができるまで

ネモフィラの咲く「みはらしの丘」は、公共工事の建設発生土を積み上げて造成した人口の丘です。ネモフィラは2002年からはじまり、当初は約1.5ha、約200万本を試験的に植栽していましたが、その後徐々に植栽の規模を増やしていき、現在の青一面の世界が生まれましたそうです。
毎年きれいに咲かせるために、雑草除去や霜よけシートの設置をするなど多くの人の手により、この美しい風景を作り出しいています。

青く可憐な花“ネモフィラ”

(写真:筆者撮影)

ネモフィラはムラサキ科(旧ハゼリソウ科)ネモフィラ属で、北アメリカ原産の一年草。高さ10~20cmほどの株に、直径2~3cmの小さな青い花を咲かせます。
属名の「ネモフィラ」は、ギリシャ語の「ネモス(小森)」と「フィレオ(愛する)」を合わせた言葉で、森林の周辺に自生することに由来しています。花言葉は、その花姿から「可憐」、アメリカからヨーロッパに渡ってからも現地に根付いたことから「どこでも成功」などが広く知られています。

園内ではネモフィラブルーのグルメも一緒に楽しめる

ネモフィラにちなんだグルメ (写真:公園財団)

この時期には、青の絶景を見るだけでなくネモフィラにちなんだグルメを花と一緒に楽しめます。
手作りネモフィラクッキーが添えられた爽やかなラムネ味の「ネモフィラブルーソフト」は、毎年長蛇の列ができる一番人気のソフトクリームです。秋田直送の名物「ババヘラアイス」は、職人技でネモフィラを表現し爽やかなソーダ味のカップアイスに仕立てました。きれいなグラデーションの「ネモフィラブルーレモネード」など、ネモフィラを背景に写真を撮りたくなる逸品ぞろいです。ほかにもネモフィラブルーを楽しめるグルメも充実、公園内の売店やお土産コーナーに青のグルメが彩りを添えます。

アクセス

電車利用の場合
JR 常磐線勝田駅(東京駅より勝田駅まではJR常磐線特急で約80分)から
・勝田駅 東口2番乗り場から、路線バスで海浜公園西口まで約15分、または海浜公園南口まで20分
※平日の直行便運行につきましては利用状況、天候により変更か生じる場合があります。※東海駅からも路線バスが出ています。東海駅 東口1番乗り場から海浜公園西口まで約30分
・JR常磐線勝田駅で、ひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換え
阿字ヶ浦駅まで約30分、 阿字ヶ浦駅から スマイルあおぞらバス那珂湊コース にて海浜公園西口下車約10分、または南口まで徒歩約20分

自動車の場合
東京・宇都宮方面から
北関東自動車道~常陸那珂有料道路 ひたち海浜公園IC すぐ
いわき・仙台方面から
常磐自動車道 日立南太田ICより約15km

一面に見渡せるほどのネモフィラが広がる景色で有名な公園です。丘を覆いつくす青のネモフィラと、どこまでも続く青空が溶け合う青の絶景を楽しめます。
ひたちなか市内の那珂湊(なかみなと)漁港前にある「那珂湊おさかな市場」などに立ち寄り、新鮮な海産物を一緒に楽しむのもおすすめですよ。

(鉄道チャンネル)

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