異国の地でソフトバンク・ドラフト1位ルーキー前田悠伍が〝本物〟証明 大阪桐蔭高出身が先発3回無失点、前回登板の課題即解決

先発し3回無失点に抑えたソフトバンクの前田悠(球団提供)

◆練習試合・ソフトバンク3軍8―3韓国・高陽ヒーローズ(28日、韓国・高陽国家代表野球練習場)

ソフトバンクのドラフト1位ルーキー、前田悠伍投手(18)=大阪桐蔭高=が先発し、3回37球を投げて1安打1奪三振で無失点に抑えた。

前田は20日の広島との2軍戦(タマスタ筑後)で公式戦初登板し、1回2安打2失点だった。「前回はフィールディングとか、投球以外のミスがあったので、ピッチングはもちろん、フィールディングやカバリングも全力でやることを心がけた」と前回の反省を踏まえてマウンドに上がった。

今回の登板で一番の収穫は、真っすぐを内角にしっかり投げ切れたことだという。「緩急がしっかり出せていた」と手応えを口にした。課題としていたカバリングについても「前回の反省を生かせた。ただ、スピードがもっと速くなっていったら追いつけない部分もあると思うので、もっともっと練習から意識を高くやっていく」と先を見据えた。

慣れない異国の球場で37球の力投。「前回の登板からは少しは修正できたので、もっともっと修正していってどんどん自分のレベルを上げ、一日でも早く1軍で勝負したい。とにかく自分のピッチングを毎試合するということを心がけてやっていきたい」と意気込んだ。

試合は、石塚が3回に本塁打を放つなど、計15安打8得点で快勝した。

© 株式会社西日本新聞社