「いけるかな、と思ったけど…」 尾関彩美悠は悔しい2位

今季ベストの2位も「悔しい」(撮影/奥田泰也)

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(28日)◇浜野GC(千葉)◇6669yd(パー72)◇晴れ(観衆3543人)

ツアー2勝目を目指して、首位タイで出た尾関彩美悠は4バーディ、ノーボギー「68」でプレー。同じ最終組でプレーした天本ハルカに2打届かず。今季ベストの2位を「悔しいです」と振り返った。

佐久間朱莉は最終日「70」(撮影/奥田泰也)

出だしから7ホール連続パー。「最初の方はあまりショットが良くなくてチャンスにもつけられなかったけど、自分はスロースターターなので流れが来るまで待とう」。8番(パー3)で2.5mのチャンスを決めて勢いに乗った。9番(パー5)も、グリーン手前バンカーから3打目を1.5mに寄せて連続バーディ。「あのバーディが流れを作ってくれたので、『いけるかな』と思ったんですけど…」

天本に8番から5連続バーディを決められたが、「焦っても、焦らなくても一緒。とりあえず自分の目標スコアを作っていこうって決めていたので、あまり気にしてなかった」と自身のプレーに集中した。後半は2バーディを追加した。ただ一人、3日間54ホールをボギーなしで回り、優勝争いに最後まで食らいついた。

伸ばし合いの展開について行けず(撮影/奥田泰也)

次週の国内メジャー今季初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」(5月2日開幕/茨城・茨城GC東C)に向けては「やっぱり優勝したい大会のひとつなので、来週も優勝争いできたら」という。

同じ首位タイから回った佐久間朱莉は2バーディ、ノーボギー「70」と、7位に終わった。「伸ばし合いについていけなかったので、この結果はしょうがない」と素直に受け止めた。

前半9ホールはオールパー。もどかしい時間が続いた。「全然パットが入らなかった。ラインも読めなかったですし、(転がっている)途中で(ボールが)跳ねたりして、アンラッキーも多かった」と振り返りながらも、「それでも入れないといけない。良い感じにパッティングできなかったのが反省点」と悔しさをかみ締める。

自身4度目の最終日最終組で、またも初優勝に届かなかった。「ショットの調子は引き続き良い感じに打てているので、そこは継続したい。しっかり練習して良い感じに備えられたら。来週も優勝争いできるように頑張ります」と気持ちを切り替え、コースを後にした。(千葉県市原市/内山孝志朗)

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