西武は28日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で延長12回の末、二死満塁から古市尊捕手(21)がまさかのパスボールで2―3のサヨナラ負け。前日に続くサヨナラ負けで、昨季から続く延長戦での連敗は15となった。
カウント1―2から柳田への4球目、ヤンのスライダーを捕球できなかった。自らのパスボールで試合を落とした古市は立ち上がれなかった。ガックリ人工芝に膝をつき、野田バッテリーコーチに肩を叩かれる姿が痛々しかった。
攻撃陣は延長12回一死満塁で外崎がソフトバンク6番手・杉山のフォークを引っ掛けて5―2―3の三併殺に倒れた瞬間、西武の勝ちはなくなった。8回121球2失点の好投で、降板後はアイシングもせずベンチで声をからせていた先発・隅田の声援もむなしく、相手に先制された今季11戦目でも逆転はできなかった。
打線は12安打を放ちながら得点は3回、源田の内野ゴロの間と8回、佐藤龍の犠飛による2点のみ。9回から12回まで毎回得点圏に走者を置きながらあと一本が遠かった。